突然ですが、将棋は「神様が作ったゲーム」とも表現されていることをご存知でしょうか?
知らない人からすると大袈裟だなぁと思われるかもしれませんが、本当に奥が深くて一生楽しめる素晴らしいゲームなんですよ。
「何通りくらい指し手があるの?」と疑問に思う人もいますけど、
「10の220乗」の指し手があるんだとか。(驚)
将棋をこれから覚えてみたい人や、強くなる方法が分からない人、一生の趣味として楽しみたい人など様々な人がいると思います。
そんな人にお伝えしたいのは・・・・
「将棋はアマ初段になってからが超楽しい!」
ということなんです。
まぁアマ初段ともなれば学校や職場でほぼ敵無し状態で、将棋の大会になんか出ちゃっても優勝する可能性だってあります。
だから皆さんにはアマ初段を目指してほしいんですよ。
そこで今回は初心者がアマ初段になる方法や、おすすめ戦法、さらに道場やアプリについてまとめてみました。
将棋で初心者がアマ初段になる方法とは?
将棋で初心者がアマ初段になる方法を順番にご紹介したいと思います。
①将棋のルールを覚える
まずはルールを覚えないと話になりませんよね。(笑)
将棋のルールが記載された入門書を購入して読み込めばすぐに覚えられますし、インターネットでも将棋のルールの情報は無料で拾えると思います。
②詰将棋をやってみる
詰将棋というのは、相手の玉を詰ますためのパズルゲームのようなものです。
初心者の人はいきなり対局から始めてしまう人が多いと思いますが、そこはグッとこらえて詰将棋から始めるようにしましょう。
そうすることで合理的な指し手を学ぶことができますし、頭の中で駒を動かす訓練にもなるので。
大事なことなのでもう一度言いますが、対局から始めるのではなく、詰将棋をたくさんこなして将棋の駒の使い方に慣れるというのが重要です!
本屋に行けば詰将棋の本なんてすぐ見つかると思うので、簡単な1手詰~3手詰程度のものを繰り返し行うようにしましょう。
(購入した本を一冊スラスラできるようになったら次の手順に進んでください)
参考:詰将棋が藤井聡太を強くした!コツや3手詰め&ギネス級の問題も
③将棋の定跡を覚える
詰将棋が終わったらやっと対局ができる!
というのは嘘で、対局をやる前に絶対に学んでほしいことがあるんです。
それが「定跡」というもの。
ようするに、将棋の攻め方や守り方の「型」のようなもので、それを覚えておくことで攻めと守りのバランスが良くなり、無駄な自己流での対局を避けることにつながります。
これも本屋に行けば「定跡の本」が売っているので、少なくとも一冊は熟読してから次の手順に進んで下さい。
④対局をする
やっと来ましたよ!対局です。
対局相手は家族でも友達でも将棋アプリでもいいので、最初は弱い相手を選んで「勝つ」経験を積みましょう。
もしも周りに自分より強い人しかいなければ、駒を落としてもらうハンデ戦で対局して勝つことをおすすめします。
そして少しずつ相手のレベルを高くしていけば棋力は向上するはずです。
(後ほどご説明しますが、将棋道場に行ったり将棋アプリを使えば丁度いいレベルの相手はすぐ見つかりますから)
また、対局を何度も行っている状況でも、新しい詰将棋を解いたり、新しい定跡を覚えたりと勉強は並行して行ってくださいね。
⑤棋譜並べをする
対局にも慣れてきたら、ちょっと高度な勉強法にチャレンジしてみましょう。
それが「棋譜並べ」です。
プロ棋士などの強い人の対局を文字で記したものが「棋譜」と呼ばれるもので、その棋譜を見ながら駒を動かして自分の指でプロの戦いを再現するのが「棋譜並べ」。
正直、今まで行ってきた勉強法に比べてすごく面倒くさいですし、慣れない棋譜を読むのも大変ですが、自分でも知らなかった手がどんどん出てくるので知らない間に強くなってしまう魔法の練習法なんです。
(棋譜はネットで無料のものがゴロゴロ転がっているので、探してみてください)
僕は現在「アマ六段」を保持していますが、道場に行くと段位を持っている子供がゴロゴロいます。
そんな子に「どうやって勉強しているの?」と聞くと、ほとんどの子が「棋譜並べ」と答えるので、この練習方法がいかに効果的か分かってもらえるのではないでしょうか。
以上のように、詰将棋、定跡、対局、棋譜並べが効果的であることはご説明しましたが、続けてもう少し具体的なお話をしていきたいと思います。
将棋のおすすめ戦法は?
将棋のおすすめ戦法は?というのは初心者の方は誰もが考えるポイントではないでしょうか?
これが最強!という絶対的なものはないのですが、僕が是非ともおすすめしたい戦法はあります。
それは・・・
「振り飛車です。」
画像のように、飛車を初期配置から左に振る作戦。
なぜおすすめなのかと言うと、ガンガン攻めていきやすく、指していて気持ちいいからです。
(個人の感想かもしれませんが。笑)
そしてここからが本題なのですが、さきほど定跡を覚えるように言いましたが、本屋で「振り飛車」の(定跡)本を買って読み込むことをオススメします。
そしてその一冊をマスターしたら対局で試してみて、その後はさらに別の「振り飛車戦法」の本を買って読み込み、対局で使ってみる・・・という流れです。
要するに、あれもこれも色々な戦法を学ぶのではなく、振り飛車と決めたのであれば、定跡は振り飛車「だけ」を学び、振り飛車の達人になりましょう。
さっきから「本を買え」と連呼していますが、本当に本を読むことが将棋を強くなるうえでの必須ポイントなので、惜しまず本をゲットしてみてください。(笑)
将棋の道場やアプリについても!
最後に、対局するにあたって周りの友達や知人では正直「物足りない」と思います。
最初の頃はいいのですが、やはり自分が強くなってくると実力差が開きすぎて練習になりませんし、より強い相手を求めて対局することが強くなる近道ですから。
そこでオススメしたいのが、「将棋道場」と「将棋アプリ」です。
まぁお住いの状況によって都合よく通える場所に将棋道場が無いかもしれませんが、もしあるのであれば積極的に活用しましょう。
僕は関西出身なので、大阪にある関西将棋会館によく通っていました。
道場に行けば「一定の成績を残せば昇級・昇段ができる」という決まりがあるところが多いので、一局一局の対局にめちゃくちゃ気合が入るんです。
わざわざ行くのが「面倒くさい」という点や、道場の使用料「1日1000円~1500円程度」も必要になるところが多いので、デメリットもありますが、やはり人と人とが顔を合わせて対局するのが一番楽しいし、昇級・昇段すればモチベーションもグッと上がるので、ぜひとも利用してみてほしいと思います。
続けて、将棋アプリもご紹介しますね。
僕がおすすめするのは、画像左側の「将棋ウォーズ」と、画像右側の「i将棋サロン」です。
やはりメリットは「いつでもどこでも」全国の将棋ファンと対局ができるので、めちゃくちゃ多くの対局をこなすことができるという点でしょう。
僕もこうしたアプリを利用することで棋力が大幅に伸びたので、毎日10局以上指すとともに、アプリの機能である「棋譜再生」を利用して自分の対局のどこが悪かったのか、どこが良かったのかを検証して、次の対局につなげてみてください。
参考:将棋ウォーズの弾丸で昇級昇段!棋神の使い方や格上に勝つコツも
参考:i将棋サロンとアマ段級棋力比較!評判は将棋ウォーズ以上?バグの噂も
繰り返しますが、将棋はルールを覚えたらいきなり「対局」に進まず、詰将棋と定跡をある程度こなしてから対局するようにしてください。
対局にも慣れてきたら詰将棋の難易度を上げたり、より幅広い定跡を覚えたり、プロの棋譜を並べまくって道場やアプリで腕試しをする!
本当にこの繰り返しで将棋アマ初段にはなれるので、僕を信じてチャレンジしてみてほしいです。
というわけで今回は将棋のアマ初段になる方法についてまとめてみました。
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