世の中にはたくさんの仕事がありますが、安定を求める人にとって最も人気が高い職業といえば「公務員」です。
給料が安定していてボーナスもガッツリもらえる。有給休暇だってしっかり付与されるし、育児休暇などもめちゃくちゃ取りやすい。
上司がパワハラなんてしようものなら「しっかりと処分」してくれる体制だって整っています。(そもそもパワハラするような人間は民間に比べて圧倒的に少ないです)
そんな働きやすい公務員(という職業)の人気は増える一方なので、公務員試験にチャレンジしようと思う人も多いはず。
が、しかし!「公務員試験を受けたいけれど、ここが疑問!」なんて悩みを抱えている人もたくさんいるかもしれません。
そこで今回は公務員試験が「(現職の)会社にバレるのか?」という点や「お金をかけずに独学で合格できるのか?」ということについて記事を書いてみました。
公務員試験は会社にばれるのか?
新卒の人には関係ありませんが、今の会社で働きつつ合格したら転職するという形で公務員試験を受ける人にとっては・・・「試験のことが会社にバレないのか?」という点が不安になります。
よほど理解のある会社であれば別ですが、会社を辞める前提で公務員試験を受けているとなれば「なんだコイツ。裏切者か?」と思われてもおかしくありません。
まぁそこまで厳しい反応ではなくても、「この人は会社を辞めようとしているから、あまり業務について一生懸命教育する必要はないな」と判断されるのが普通だと思います。
また、公務員になりたかったけど難しすぎて諦めた人がいたり、年齢制限で受けられない上司などがいた場合は「嫉妬」されてパワハラを受ける可能性も高まります。
しかも、公務員試験を受けていてることがバレても合格してしまえば数ヶ月の我慢ですが、不合格となればさらに一年以上「会社を辞めようとしているやつ」という視線を受けて働かなければいけません。
つまり、公務員試験を受けていることは「ばれない方がいい」ということ。
・・・と、前置きが長くなりましたが、
基本的には自分から言わない限り公務員試験を受けていることは「バレない」です。
ただし、注意するポイントが少しだけあるのでご紹介しておきます。
【①土日に試験があるケースが多いこと】
公務員試験は「一次試験」「二次試験」「三次試験」と別々の日に試験が行われることが多いです。
しかもほとんどの場合「土曜日か日曜日」に行われます。
つまり、あなたの現在の仕事が「土日出勤で平日が休み」であれば・・・・
複数回「土日」の休みを取らなければいけないということ。
そこで上手く休むための理由を見つけられないと「勘の良い人がいれば」気づかれるかもしれません。
【②職歴証明を会社にもらう必要があること】
公務員試験に合格すると、社会人経験がある人の場合は「職歴加算」というものが付きます。
「〇〇の会社で数年間働いていた」という点をしっかりと給与に反映させてくれるんですね。
ただ、いくらあなたが職歴を履歴書に書いたり、口頭で「〇〇会社で三年働いていました!」なんて言っても(合格後の)職歴加算の際には意味がありません。
職歴があるということを証明するには過去に勤務していた「全ての会社に証明書類を発行」してもらう必要があるんです。
しかも多くの場合、採用された「自治体等」の決まった様式を会社に渡し、記入押印してもらわなければいけません。
その様式自体には「公務員を連想させる文言」は無い可能性が高いですが、不安な人は事前に受験するところの「職歴証明書類の様式」を問い合わせておいたほうがいいでしょう。
公務員試験にお金をかけずに独学無料で合格は無理なの?
公務員試験の対策をするにあたり、一番最初に悩む点と言えば
「予備校に通う」か「独学」かという究極の二択でしょう。
予備校に通うと決して安くない費用がかかりますし、独学だとお金はかからないものの試験に対しての情報量は予備校より劣ります。
もちろん、試験科目ごとに「予備校」と「独学」を使い分けるケースもありです。
「教養試験・専門試験」といった択一試験や、文章能力を試される「論文試験」。それに加えて「面接」はもちろん、場合によっては「集団討論」や「プレゼンテーション面接」を課されるケースもありますから、苦手なポイントに絞って予備校を活用するという人も多いでしょう。
「いやいや、そもそも予備校なんて1秒たりとも行きたくねーよ!独学で1円も使わず合格したいんだよ!」
という人がいるのであれば・・・・
「全ての試験科目に自信があるのであればそれでOK」です。
そういった人は「独学無料で合格はガチで可能」だと思われます。
ただ・・・
「専門試験?ミクロ経済学って何?論文なんて書いたことないけど?面接はバイトの面接くらいしか経験ないけど?集団で話すのは苦手だけど?プレゼンテーション面接って何?」
といったように不安要素があるのであれば、その試験科目だけでも
「絶対に予備校に行った方がいい」です。
公務員試験は「ほとんどの人が落ちる試験」なので、根拠に基づいた「自信」でない限り、独学なんで危険すぎます。
「大学時代に論文なんて気が狂うほど書きまくった。いつも満点だったよ。」とか、「集団討論なんて学校で何十回もやってて余裕だよ!」なんて人は(その部分に関しては)予備校に行かなくてOK。
なので、公務員試験に合格したいのであれば「お金を節約するために予備校に行かない」という考えだけはやめてくださいね。
参考:公務員試験対策まとめ!グループワークや面接は楽勝!全滅の心構えも
ちなみに、「予備校に行ったから大丈夫」という考えも危険です。予備校に行っている人も大部分は試験に落ちます。
もう一度言います。予備校に行った人も「大部分は試験に落ちます。」
周りと同じことができても(募集人数が少ないことから)採用される人はほんの一握りなので、予備校を活用しつつ「上位合格」する意識で対策に励んでください。
平均点を取れば落ちる試験だということを理解した上で、かつ、会社にばれないよう試験に挑んでいただければと思います。(笑)
というわけで今回は公務員試験の疑問についてまとめてみました。
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