この不況のご時世、非正規雇用の割合が増加していることが懸念されています。
僕も複数回の転職を経験していますが、やはり正社員になるというのはなかなか
ハードルが高い ものです。
しかも正社員といってもブラック企業や、離職率の高い激務なものが比較的多いというのが僕の実体験で受けた印象・・・。
そんな中、多くの人が考えるのが「ブラック企業でもなく給料も安定している」公務員ではないでしょうか?
そこで今回は公務員試験のために仕事を辞めるべきかどうかや、公務員浪人の怖い現実、さらに合格する心構えについてまとめてみました。
公務員試験のために仕事を辞めるべき?
僕の周りでも公務員試験を経験した人が多く、合格して公務員として働いている人や諦めて民間企業に就職した人の両方がいます。
公務員試験を受けるにあたり、まず最初に決断すべきポイントがありますよね。
そう、仕事を辞めて公務員試験の勉強に専念するか、働きながら公務員試験の勉強をするか。
ということです。(現在学生の人も同様に、卒業してから「仕事をせずに勉強」するのか「仕事をしながら勉強」するのか)
それぞれメリットやデメリットがあるのでご紹介したいと思います。
①仕事を辞めて(仕事をせずに)勉強する
【メリット】
・勉強時間が十分に確保できる。
・勉強以外に余計な疲労を感じることがない。
【デメリット】
・実家暮らしでない場合は(金銭的に)生活面の不安がある。
・収入が0なので模擬面接や模試、予備校等のお金を支払うのが厳しい。
②仕事をしながら勉強する
【メリット】
・収入があるので生活面の心配をしなくていい。
・模擬面接や模試、予備校等にお金を使い質の高い教育を受けることができる。
【デメリット】
・勉強時間が限られてしまう。
・仕事の影響で身体的、精神的疲労が溜まってしまう。
と、簡単にメリット・デメリットをご紹介しましたが、これだけを見ていると・・・
「ある程度の貯金がある状態で仕事を辞めればお金にも困らないし勉強時間も確保できるし無敵じゃん!」
と思われるかもしれません。
確かに「一発で合格できるなら」その方法が一番いいでしょうね。
ただ、どうしても知っておいてほしい公務員浪人の怖い現実について次に述べますので、しっかりと記事を読んでみてください。
公務員浪人の怖い現実とは?
公務員試験に合格できなかった場合、(諦めて民間に行く場合を除いて)公務員浪人という生活がスタートします。
ここで覚えておいてほしいことがあるのですが、
公務員浪人は人生を終わらせてしまう危険性があるということです。
公務員浪人で再度一年間勉強して、二回目も合格しなかった場合・・・
諦めて民間企業に就職するのであれば特に問題はありませんが、三回目の試験に挑もうと公務員浪人を繰り返す人が必ず存在します。
そして三回目の試験に落ち、四回目の試験に落ち・・・・
気づけば年齢制限で受験資格なし・・・という人を僕は実際に見てきました。
「いやいや、年齢制限までには絶対合格するよ!」
という考えの人もいるかとは思いますが・・・1つ忠告しておきます。
「公務員浪人をする際は、絶対に仕事をしながら勉強してください。」
先ほど、公務員試験を受験する際「仕事を辞めて勉強するべき」か「仕事をしながら勉強するべき」かを検討しましたが、仕事を辞めて勉強していい時期なんて最初の1回目の受験くらいです。
なんなら1回目の受験から仕事をしておいた方がいいかもしれません。
何が言いたいのかというと、年齢制限まで落ち続けた時に「職歴無し」などの「空白期間」の問題のせいで、民間企業に相手にされなくなるからです。
仕事をしながら公務員試験を受け続けて年齢制限に達してしまうのはセーフなんですよ。
職歴があるから、その仕事を続けたり転職のチャンスもあります。
といったことを伝えると、こう思う人がいるのではないでしょうか?
仕事をせずに勉強時間をしっかりと確保すれば合格する確率が上がるんだから、どうしても公務員試験に合格したい人はリスクを負ってでも勉強に専念するべきだ!・・・・と。
実はこの意見、大きな見落としがあるんです。
仕事をせずに勉強して合格率が高まるのは・・・筆記試験のみ!むしろ面接試験の合格率は「圧倒的に下がります」!!
大切なことなので、もう一度言いますね。
職歴がないと面接試験は年々不利になり、自ら不合格しやすい状況を作り出して年齢制限まで一直線!というわけです。
「公務員は職歴とか関係なく受験できるんだから空白期間なんて関係ないよ」と思われそうですが、新卒でもない人が面接でアピールすることと言えば「社会人経験」なので、「一生懸命勉強してました」じゃあアピールが弱いということ。
面接で「〇〇の仕事をして〇〇な役割を通じて〇〇な成果を出しました。この経験を活かして公務員として〇〇な仕事をし、市民に貢献したいです。」とアピールした方が面接では圧倒的に有利なんですよ。
公務員浪人をする人には本当に是非とも覚えておいてもらいたいポイントなので、大切な人生を後悔しないためにも「働きながら勉強する」ことの大切さを忘れないでください。
(まぁ人生が終わるというのは大げさかもしれませんが、空白期間を長く作って年齢制限に達してしまうと本当に選択の幅が狭まり、勤務条件や給与等も厳しい人生を送る確率は非常に高くなりますので)
公務員試験に合格する心構えも!
最後に、公務員試験に合格するための心構えについて述べておきます。
「合格できたらいいなぁ」とか「予備校に通っていたら先生がなんとかしてくれるでしょ」とか思っている人は・・・
超危険です!
「絶対に合格する!」
という強い意志がなければ高倍率の公務員試験は突破できません。
公務員の予備校に行っていても、その大部分の人は落ちます。
他の予備校の仲間と同じように頑張っていてもダメです。
なぜなら予備校に行ってる人なんて腐るほどいるので、その中の十人~数十人に一人しか合格しないのに周りと同じ意識では厳し過ぎますよね。
周りを圧倒するくらい勉強して、面接についてもあらゆる質問を想定して、模擬面接なんて数十回受けて、グループワークもお金を払ってしつこいくらい練習する!
これだけやって合格しないわけがない!
と思えるくらいやらないとダメってことです。
参考:集団討論のコツ!役割分担は重要?合格するポイントや練習方法も
公務員試験に合格して幸せな人生を送る人もいれば、もちろん民間企業に就職して幸せになる人もいます。
が、絶対に公務員になりたい!という気持ちがあるのであれば中途半端ではなく一生懸命頑張ってください。数年単位の長期戦になることもありますので、可能な限り「仕事をしながら」勉強することを僕は強くお勧めします。
皆さんが合格できることを心から応援していますので頑張ってください!
というわけで今回は公務員試験についてまとめてみました。
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