日本ボクシング界で最も注目されているボクサーと言えば井上尚弥さんですね。
現在では世界3階級制覇を成し遂げ、ボクシングの階級で最激戦区と言っても過言ではない「バンタム級」において最強との呼び声も高いんだとか。
過去に井上尚弥さんが世界タイトルを獲得したライトフライ級やスーパーフライ級では、相手が逃げて逃げて逃げまくっていたので、試合を組むこと自体が困難という状況でしたが、バンタム級はとんでもない化物たちが「井上とやりたい!」とラブコールを送ってくれるので、相手に困ることはなさそうです。
そこで今回は井上尚弥さんVSノニト・ドネア戦の予想について、苦戦や負ける可能性、さらに強さ比較をまとめてみました。
井上尚弥VSノニト・ドネア戦予想!
井上尚弥さんが参戦するWBSS(ワールドボクシングスーパーシリーズ)に、ノニト・ドネアも参戦することが決まりました。
ノニト・ドネアといえばボクシングの歴史上たったの7人しか成し遂げていない世界5階級制覇を達成した正真正銘のレジェンドボクサーです。
WBCスーパーバンタム級の世界タイトルを7度も防衛した西岡利晃さんですら、ドネアの前では圧倒的な実力差を見せつけられて9ラウンドで力尽き、引退へと追い込まれました。
そんなドネアはフェザー級まで階級を上げていたのにも関わらず、
なぜ2階級も下のバンタム級に戻ってきたのでしょうか?
考えられる理由は3つあります。
①バンタム級が自分の適正体重だと認識したから。
②WBSSに参戦して高額な優勝賞金を獲得したいから。
③井上尚弥という怪物と戦ってみたいから。
もしかすると、この3つ全てがバンタム級への転向理由なのかもしれません。
まぁドネアがWBSSに参戦するとなると、お互い勝ち上がれば必然的に井上尚弥さんとの激突します。
もしも、この天才ボクサー2人が戦うことになれば、一体どちらが勝つことになるのでしょうか?
参考:井上尚弥はなぜ強い?練習メニューは?体力測定結果や変な癖について
井上尚弥VSノニト・ドネア!井上の苦戦や負ける可能性は?
井上尚弥さんがノニト・ドネアと戦った場合、苦戦や負ける可能性があるのかについて検証してみたいと思います。
言うまでもありませんが、ノニト・ドネアは井上尚弥さんが過去に戦った全ての選手の中で「最強」です。
つまり、井上尚弥さんといえども、マクドネルのように1ラウンドKO出来る相手ではないと思われます。
井上尚弥さんが、ドネアに苦戦する可能性は「ありえる」というのが僕の答えです。
というか、井上尚弥さんにとってはキャリアの中で一番手こずると言っても過言ではありません。
ドネアは一撃一撃が重くて速くて、かつ「しつこい」ので、井上尚弥さん自身もひやひやする展開となるでしょう。
ただ、井上尚弥さんが「負ける」可能性はと聞かれると・・・・
「99%負けない」というのが結論です。
正直、ドネアはこの数年で負けが多く、昔ほどの神がかった勢いは感じられないので・・・
「負けるわけがない」という姿勢で試合ごとに強くなっている井上尚弥さんは、最終的にはドネアを破壊すると思います。
逆にドネアが勝つとすれば判定は絶対に無理で、超強烈な一撃を井上尚弥さんの顔面に叩き込み意識を刈り取る以外に考えられません。
プロでダウン経験すらない井上尚弥さんを倒さなければ勝てないのはドネアにとって酷ですが、常にKOを狙うアグレッシブなファイトスタイルに期待したいと思います。
井上尚弥VSノニト・ドネアの強さ比較についても!
井上尚弥さんの強さは、圧倒的な体幹の強さであり、打ち合いになっても相手からすれば
岩を殴っているような感覚
に陥るのではないでしょうか。
また、ディフェンスが完璧に近いレベルで、打たせずに打つというボクサーとしての理想形のスタイルをものにしています。
そしてパンチは鋼鉄のように硬くて重い。(笑)
テクニックも相当優れていますし、カウンターをあっさり取るのも強みですね。
んー、となると「弱点は本当に無い」かもしれません。
あ、一つだけ弱点があるとすれば、パンチが強すぎて自分の拳を破壊してしまう可能性があるという点です。
もしも試合序盤で拳が破壊されてしまえば、どれだけ強くても勝てないと思うので、そこだけは注意が必要だと思います。
続いてノニト・ドネアの強さを検証しましょう。
ドネアはスイッチヒッターという厄介な構えを武器としています。
スイッチヒッターとはオーソドックスでもサウスポーでも切り替えて戦うことができる選手のことですね。
また、左フックの破壊力とスピードは桁違いで、数々の相手からカウンターを取り、意識を刈り取っていきました。
さらに左アッパーも一級品で、右のパンチも強烈です。(結局全てのパンチが強いってことですね。笑)
スピードも「閃光(一瞬で放たれる強烈な光)」に例えられるほど速く、スピードに自信を持つ井上尚弥さんよりも速いかもしれません。
余談ですが、意外過ぎることにドネアは子供の頃「生命の危機を感じるほどの」いじめを受けていたようで、人生に絶望していた時期があったようです。
そんな絶望の淵から世界5階級制覇王者にまでのし上がるということは、よほどのハングリー精神がないと実現できないことだと思うので、順風満帆に生活をしてきた井上尚弥さんよりも「勝たなければいけない」という気持ちの部分ではドネアに軍配が上がるでしょう。
ただ、打たれ強さに関しては、KO負けの経験もあるため強いとは言えないかもしれません。
まとめると、体幹・ディフェンス能力・打たれ強さは井上尚弥さんに軍配が上がり、身長やリーチ、パンチ力とカウンター能力、スピードはほぼ互角で、キャリアと勝ちたい思いはドネアが上です。
ただ、繰り返しますが(やれば)勝つのは井上尚弥さんです。
参考:井上尚弥参戦のWBSSトーナメント表!出場選手の戦績&強さまとめも
まぁ正直対戦も確定していないので、どうなるかは分かりませんが、3階級制覇王者と5階級制覇王者の激突なんて世界中のボクシングファンが観たいに決まっているため、是非とも実現させてほしいと思います。
ファンが総立ちするようなとんでもない試合に期待したいですね。
というわけで今回は井上尚弥さんのノニト・ドネア戦についてまとめてみました。
この記事へのコメントはありません。