亀田興毅さんといえば、日本人初のボクシング世界3階級制覇を成し遂げた人物ですね。
また、亀田三兄弟の全てが世界王者になるというギネス認定記録も持ち合わせており、圧倒的な強さで日本中のボクシングファンを魅了してきました。
引退後も「亀田興毅に勝ったら1000万円」などの企画に参加して注目を集めたり、ユーチューバーの「ジョーブログ」をプロボクサーに育てたりと様々な活動に取り組んでいます。
そこで今回は亀田興毅さんの現役復帰理由や対戦相手、さらに勝敗予想についてまとめてみました。
亀田興毅の現役復帰理由は?
亀田興毅さんは現役を引退し、約2年半の期間を経て「現役復帰」という決断に至りました。
元々30歳までには引退するという人生プランだった亀田興毅さんですが、一体なぜこのタイミングで現役復帰を決めたのでしょうか?
15歳でアマチュアの国内王者に立ち、17歳でファイトマネー1000万円という異例のデビュー戦を飾るなど華々しいボクシング人生のスタートでした。
連戦連勝を重ねる亀田興毅さんの姿を見て、誰もがボクシング界のスターとして注目したことだと思います。
しかし、度重なる亀田家の失態を通じて、「日本で試合ができない」という苦境に立たされ、2015年10月16日にアメリカで河野公平さんと試合をし「0-3」の判定で敗北という最後を迎えました。
日本中から期待され、注目を集めたボクサーが、海外でひっそりと引退する。
そんな切ない現状に対し、本人は「亀田興毅は終わっていない」という気持ちになったそうです。
「日本のリングで引退したい。日本のファンに最後の亀田興毅のボクシングを見てほしい。亀田興毅の死に場所がほしい。」
そんな熱い想いから、リスクを覚悟の上、再びリングの上で試合をすることを決意したんだとか。
亀田興毅の復帰戦の相手は〇〇
亀田興毅さんは現役復帰するにあたり、このようなコメントを残してます。
「俺にはまだぶっ飛ばさなければいけない相手がいる。」
以前からそんな発言を繰り返していた亀田興毅さん。
「その相手と試合ができなければ復帰はしない」
そう断言するほど、自分の最後の姿を見せられる相手、全てを出し尽くして完全燃焼できる相手は「因縁の男」ということでしょう。
その気になるその相手は・・・
タイの英雄「ポンサクレック・ウォンジョンカム」です。
2010年に対戦し、プロとして初めての「敗北」を教えられた相手です。
この相手に負けたことで亀田家の歯車が狂い、「負けるということはこれほどまでに大きなものなのか・・・」ということを知ったんだとか。
しかもこのポンサクレックは、世界戦で「17回連続の防衛記録」という偉業を達成しており、実力は「本物」。
正直、亀田興毅さんがポンサクレックに負けた時、「いつの日かリベンジしてほしい」とテレビの前で悔しさをかみしめた記憶があります。
試合は2018年5月5日に後楽園ホールで行われるそうですが、この試合に関して両者がコメントを残しました。
ポンサクレックのコメントは以下の通りです。
「亀田選手には100%勝ちます。ボクシング経験も勝っていますし、絶対に負ける気がしません。」
亀田興毅さんのコメントは以下の通りです。
「過去最高の亀田興毅をリングの上で見せる」「現役を超える」「KOで勝つ」
お互い勝利を確信している試合なので、意地と意地のぶつかり合いで最高の試合になることは間違いないでしょうね。
亀田興毅の現役復帰戦の勝敗予想!
亀田興毅さんは兄弟や父親からも現役復帰を「やめておけ」と言われたそうです。
それほどボクサーとしての実力が落ちているということであり、勝算が少ないということは予想できますね。
ただ、相手のポンサクレックも「現役を引退」していたため、条件は同じだと思います。
(なんならポンサクレックの方が早く引退しています)
実はポンサクレックと亀田興毅さんは「はるか昔」にスパーリングをしたことがあり、その際は亀田興毅さんが圧倒したんだとか。
「チャンピオンならスパーリングでも負けるなよ。ダサいな。」
と亀田興毅さんがコメントしていたことが記憶にあります。
恐らく、スパーリングで圧倒した相手であることから「勝てるはずの相手」という意識が消えずに、リベンジを果たしたいのかなと。
この2人の勝敗予想ですが、亀田興毅さんの「ファイトスタイル」によって大きく左右されると僕は思います。
実はポンサクレックはプレッシャーに弱いため、ガンガン前に出て攻める相手を嫌います。
その証拠に、亀田興毅さんが「何もさせずに」圧勝した内藤大助さんは、ガンガン攻めるスタイルのためポンサクレックに勝利しました。
また、亀田興毅さんが過去にポンサクレックとスパーリングをした際も「ガンガン攻めるスタイル」だから圧倒できたと思います。
「じゃあガンガン攻めればいいじゃん」
と、思ったかもしれませんが、亀田興毅さんは2006年の世界初挑戦となるファン・ランダエタ戦で1ラウンドにダウンを喫して以来「防御重視のスタイル」に変わってしまったのです。
「自分は打たれ弱い」ということを自覚してしまったんでしょうね。
なので、今回の予想は至ってシンプル。
亀田興毅さんが倒れる恐怖に打ち勝ち、ガンガン前に出るスタイル、そう、デビュー戦の時のような荒々しいファイトをすれば勝てると思います。
逆に、距離を取ってポイントを重ねるようなスタイルだと、ポンサクレックに流れが傾くでしょうね。
ただ、今回は亀田さん自身が「指名」し、さらに「KO宣言」までしていて、さらにさらに「死に場所がほしい」とまで公言してるので、KO負け覚悟のガンガン攻めるスタイルでいくはず。
要するに、亀田興毅さんのKO勝ちってことです。
参考:亀田興毅の嫁や子供について!泣き虫な幼少期やアマ時代の噂も
亀田興毅さんにとっても、ポンサクレックにとっても「人生最後の試合」であることは間違いないので、どちらが勝つにしろKOで決着をつけ、記憶に残る感動的な試合を期待したいと思います。
というわけで今回は亀田興毅さんの「たった一度の」復帰戦についてまとめてみました。
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