比嘉大吾さんといえば15戦連続KO勝利というありえない記録(日本最高記録)を打ち立てたプロボクサーですね。
日頃から「KOで勝てなければただの王者」とKO勝ちにこだわりを見せ、体重を超過してきた相手をもKOしてしまうというハードパンチャーっぷり。
リングの上では鬼のように強いですが、報道陣の前では師匠である具志堅用高さんが嫉妬するほどトークもうまいんだとか。(笑)
今回は比嘉大吾さんの16連続KOの相手となるロサレスについてや、田中恒成さんと「どっちが強いのか」をまとめてみました。
比嘉大吾の16連続KOの相手はロサレス!
比嘉大吾さんは15戦15勝15KOという嘘のような戦績を引っさげ、2018年4月15日に横浜アリーナで16連続KOに向けてWBC世界フライ級タイトルマッチのリングに上がりました。
が、悲しいことに失敗に終わっちゃいましたね。
参考:比嘉大吾がTKOで敗戦!負けた理由は?感想や引退の噂についても
相手は、クリストファー・ロサレス。
(比嘉大吾さんを破ったロサレスについて少し説明したいと思います)
パウンドフォーパウンド(体重差を考慮しない強さランキング)でトップを獲得した経歴もある「ローマン・ゴンザレス」と同じニカラグア出身の選手ですね。
比嘉大吾さんとの試合時点では、「29戦26勝17KO」と、高い勝率と悪くないKO率を誇り、あながち「かませ犬」というわけでは無さそうな印象を受けます。
しかも男前なので、女性はロサレスを応援したのかもしれません(笑)
タイトルも複数獲っていて、「ニカラグアフライ級王者」「WBA中央アメリカライトフライ級王座」「WBCラテンアメリカフライ級王座」などに輝き、キャリアも比嘉大吾さんの倍近くあります。
ちょっと実力が気になったので、ロサレスの試合の動画も観てみました。
オーソドックススタイルで、距離をガンガン潰していくタイプですね。
スタミナもあるし、パンチも伸びるのでバランスはいいと思います。
リーチもあってハートも強い!しかも連打もスムーズに出ているので、普通に考えたら「嫌な相手」。
が、しかし!
比嘉大吾さんにとっては(本来は)相性がいい相手でしょう。
ガンガン打ち合う割には「パンチ力」が強くないし、ちょいちょい相手のパンチを被弾するので・・・
もしも、もしも、もしも!比嘉大吾さんがベストコンディションで戦っていたとしたら・・・
早いラウンドでの比嘉大吾さんのKO勝ち
というのが頭に浮かびますね。(本当に相性が良すぎると思います)
(結局かませ犬じゃねーか、とツッコまれそうですが。笑)
まぁ実際は僕の予想と違った結果になってしまったので「予想がはずれてるじゃん」と言われるかもしれませんが、今回は「違った理由」での敗戦なので大目に見てくださいね。(笑)
比嘉大吾と田中恒成はどっちが強い?
比嘉大吾さんの渡り合えるような「怪物」なんて、井上尚弥さんくらいですが階級も違うしちょっと対戦は現実的ではないですよね。
と、思っていたのですが・・・
一人、とんでもない人物が比嘉大吾さんと同じ階級にいることを忘れてました。
そう、元WBO世界ミニマム級王者。元WBO世界ライトフライ級王者の・・・
田中恒成さんです。
井上尚弥さんと並ぶ8戦目での世界2階級制覇を達成し、
井上尚弥さんの実の弟「井上拓真」さんに3度も勝利しているんだとか。(驚)
未だに無敗で、さらにこんな発言まで残しているとの噂もあります。
「5階級制覇をする予定」
つまり、今回のフライ級転向はあくまで通過点で、比嘉大吾さんも「自分の獲物の一人」としか考えていないのかもしれません。
参考:比嘉大吾は井岡より強い?ファイトマネーは?井上兄弟との因縁も
じゃあ比嘉大吾さんと、田中恒成さんって「一体どっちが強いの」と思うのはボクシングファンなら当然でしょう。
まず、フィジカル面を比較してみると・・・
比嘉大吾さんの身長は160.1cmで、リーチは164cm。
一方の田中恒成さんは身長が164.1cmで、リーチが162.1cm。
んー、身長とリーチが逆転しているんですね。
ただ、そこまで試合に影響するような差ではないので・・・ここは「互角」でしょう。
あと、体の筋肉的な強さだと比嘉大吾さんが圧勝しそうな印象かもしれませんが、田中恒成もなかなかのバキバキボディなので・・・ここも「互角」です。(笑)
続いて、パンチ力を検証してみますが、これは圧倒的に比嘉大吾さんに軍配が上がりますね。
(KO率が全然違うので)
逆に田中恒成さんが勝っている点は、ボクシングセンスだと思います。
「何でもできる」というのが田中恒成さんの強みであり、「天才」という表現が似合う選手の一人です。
実際、この二人が対戦したらジャッジのポイントを集めるのは田中恒成さんでしょう。
ただ、戦えば「勝つ」のは比嘉大吾さんだと思います。
なぜなら、比嘉大吾さんの方が「底が見えない」からです。
田中恒成さんはWBO世界ライトフライ級の2度目の防衛戦でタイのパランポン選手と対戦した際、
両目の眼窩底骨折
というダメージを負っているし、ダウンも経験しているし、これが比嘉大吾さんのパンチであれば目だけでなく意識を刈り取られていることだと思うので。
下の階級から上がって来た田中恒成さんが、比嘉大吾さんのパンチ力&圧力を前に、12ラウンド優勢を保つのは難しいですし、一度捕まったら終わりという感じがします。
なので、ずる賢い考え方をすれば、田中恒成さんは比嘉大吾さん「以外の」王者を倒して、さっさと上の階級に転向した方がいいかもしれません。
まぁ「強い相手から逃げない」田中恒成さんであれば、最強の比嘉大吾さんと戦う可能性は高いと思いますが。
ファンとしてはそうなってくれれば一番うれしいので、結果はどうあれファンが熱狂する戦いを見せてほしいですね。
参考:比嘉大吾が自宅でKO負け?背中の筋肉が最強!昔の生い立ちの噂も!
比嘉大吾さんは負けを経験した悔しさをバネにし、更なる実力の向上を図って伝説の王者になってほしいと願っています。
というわけで今回はプロボクサーの比嘉大吾さんについてまとめてみました。
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