井上尚弥さんといえば日本ボクシング史上最短の16戦目で世界3階級制覇を達成したプロボクサーですね。
井上尚弥さんのプロフィールや強さの秘密については参考記事をご覧ください。
参考:井上尚弥はなぜ強い?練習メニューは?体力測定結果や変な癖について
2017年9月9日に行われたWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチでは念願のアメリカデビューを果たし、挑戦者のアントニオ・ニエベスを6ラウンド終了とともにTKOで葬り去るという完璧な結果を残しました。ボクシングの本場アメリカでは、井上尚弥さんはフィリピンの英雄「マニー・パッキャオ」のような存在として注目されています。
参考:パッキャオ無名に敗戦!まさかの引退?訴訟問題や日本人との対戦も!
また、それ以上の衝撃としてバンタム級で10年間無敗を誇ったジェイミー・マクドネルを1ラウンドで「秒殺」するという偉業を達成し、モンスターの異名をよりて着させました。
今回は井上尚弥さんとシーサケットの対戦や井岡一翔との対戦、さらには弟についての噂もまとめてみました。
井上尚弥とロマゴンKOのシーサケットとの対戦は?
井上尚弥さんのTKOアメリカデビュー以上に衝撃だった出来事が2017年9月10日に起こりました。
井上尚弥さんが対戦を意識していた4階級制覇チャンピオン「ローマン・ゴンザレス」がタイのシーサケット・ソー・ルンヴィサイに 4ラウンドKO負け を喫してしまったのです。
ローマン・ゴンザレスはシーサケット・ソールンヴィサイと2017年3月にも対戦し、疑惑の判定で敗れましたが「ダイレクトリマッチ」を行うことでリベンジはほぼ確実だと思われていました。
参考:ローマン・ゴンザレス敗戦!井岡は逃げた?強さや井上尚弥との対戦は?
しかし、4ラウンドにローマン・ゴンザレスが放った右ストレートに対し、相手のカウンターの右フックが直撃しリング上に崩れ去り身動きが取れないほどの完璧なKO負けを味わうこととなったのです。
こうなってくると井上尚弥さんにとって、ローマン・ゴンザレスは「対戦するメリットのない相手」となり、むしろチャンピオンであるシーサケット・ソー・ルンヴィサイに照準を定める方が自然だと思います。
(現在では階級こそ違いますが、実現する可能性はあるはず)
井上尚弥さんとシーサケットが対戦することになれば、どちらが勝つ可能性が高いのでしょうか?
シーサケットは勝利した試合の90%がKOであるという「とてつもないハードパンチャー」で体力もあり、細かいテクニックというよりは体の強さを活かしてガンガン前に出てくる選手ですね。
さらにサウスポーということもあり、井上尚弥さんにとってもやりにくい相手であることは間違いないと思います。
しかし、勝敗を予想するとなれば井上尚弥さんの勝利はほぼ間違いないです。
井上尚弥さんのボクシングは「打たせないで打つ」ことを実践していて、パワー系のシーサケットのパンチはことごとく空を切るでしょうね。
が、しかし!
ローマン・ゴンザレスも戦前は有利と見られていた中での2連敗だったので、井上尚弥さんも油断は絶対にできません。
しかもシーサケットはパウンドフォーパウンド1位を獲得したローマン・ゴンザレスのカウンターをもらってもケロッとしていて、「誰とやっても怖くない」と公言するほどハートが強いため、井上尚弥さんを相手にしても全く臆することはないと思います。
つまり、井上尚弥さんが油断せずに全力で挑めば勝てると思いますが、「アメリカでかっこいいところを見せてやろう。」と派手なKOを狙いに雑な部分が出てしまえばカウンターで返り討ちにあうという展開も十分あり得ます。
もし対戦が決まれば、ライバルと言われたローマン・ゴンザレスの仇をぜひ討ってほしいですね。
井上尚弥と井岡一翔との対戦は?
井上尚弥さんと近い階級での日本人の実力者といえば、元WBA世界フライ級王者「井岡一翔さん」です。
井岡一翔さんは過去に引退を表明してボクシングから離れていましたが、4階級制覇を狙って2018年9月にスーパーフライ級で復帰しました。
以前からこの2人はどちらが強いのか?と世間で注目されていたことは皆さんご存知のことだと思います。
どちらもプロデビュー前から話題を集めていたエリートで、打たせないボクシングスタイルを駆使して複数階級の世界王者になるなど共通点が多いです。
もし、対戦することになればKO決着ではなく判定決着になるのでは?と僕は予想しています。
両者ともディフェンスの技術が高すぎるので、どうしてもKOが生まれるイメージができないからです。
と、ここまでの話だと「実力的に2人はほぼ互角なんだね。」と思われてしまいそうですが・・・
もし戦えば、井上尚弥さんが必ず勝つと確信しています。
なぜなら、井上尚弥さんは「強い相手としか戦わない。負けてもいいから強い選手とやりたい。」と言うほど相手が強いことに対してこだわりを持ちますが、井岡一翔さんは「対戦することが決まっていたローマン・ゴンザレスに対してもお金を払って対戦を回避した。」と言われるほど強い相手を避けて戦績に傷をつけないスタイルで試合を組んできたからです。
細かい技術の差ではなく、この「ボクシングへの考え方の違い」がリング上ではっきりと見える試合になるのではないでしょうか?
ただ、井上尚弥さんは現在バンタム級まで階級を上げていますので、井岡一翔さんが階級を上げる意思を示さない限り対戦は難しいと思います。
井上尚弥の弟の噂も!
実は井上尚弥さんには井上拓真(いのうえたくま)さんという弟がいて、この弟もめちゃくちゃ強いというから驚きです。
戦績も9戦全勝という完璧な実績で、さらに5戦目で東洋太平洋スーパーフライ級王座を獲得するなど勢いは兄の尚弥さんと変わりませんね。
驚くことに幼稚園の頃からボクシングに取り組み、怪物と呼ばれるお兄さんと同じ練習メニューをこなしてきたというから強いのは当然ですね。
なんと、しっかりとガードしている相手に対しパンチを打ち込み、骨折に追い込んだこともあるほどハードパンチャーなんだとか。
兄の井上尚弥さんのコメントでも、
「拓真とスパーリングをするときには、いつもより気を付けないと倒されてしまう。それほどパンチの力がヤバイ。」
という情報が飛び出すほど本当にヤバい選手みたいです。(驚)
しかも気持ちの部分では「井上尚弥さん以上」との評価もあるそうで、もしかすると数年後にはお兄さんと立場が逆転してるかもしれませんね。
参考:井上尚弥と那須川天心はどっちが強い?パンチ力や才能比較!弱点についても
井上尚弥さんは強い弟と切磋琢磨しながら日々のハードトレーニングを積み、今後アメリカという大舞台で日本人史上最高の結果と名声を獲得してくれることを信じています。これからも圧倒的な強さでKOの山を築いていってほしいですね。
というわけで今回は最強ボクサーの井上尚弥さんについてまとめてみました。
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