格闘代理戦争といえば、レジェンド格闘家たちが一名ずつ「有望なアマチュア選手」を推薦して、トーナメント形式で優勝を競い合うAbemaTV主催の企画ですね。
第一回の格闘代理戦争では、K-1ルール(立ち技)で4人のアマチュア選手が熱い戦いを繰り広げ、見事に魔裟斗さんの推薦選手が優勝賞金300万円とK-1のプロ契約を獲得しました。
そんな格闘代理戦争の2ndバージョンとして、レジェンドたちが「総合格闘技ルール」を前提とした強い選手を推薦することとなったのです。
ちなみに、今回の優勝賞金は300万円だけでなく・・・
アジア最高の格闘団体「One Championship」と契約し、
1000万円の契約金 まで手にできるというまさにドリームマッチとして注目を集めています。
そんな格闘代理戦争2ndで、天才キックボクサーの那須川天心が選手を推薦することとなりました。(なんで総合ルールで那須川天心なんだ?と思った人もいるかもしれませんね。笑)
ただ、気になる人も多いと思うので、今回は那須川天心の推薦選手「前田浩平さん」の寝技や打撃についてまとめてみました。
追記:残念ながら前田さんはトーナメント一回戦で、秋山成勲さん推薦のユン・チャンミンに判定で敗北してしまったので、今後の活躍に期待したいですね。
格闘代理戦争2ndに前田浩平が参戦!
前田浩平さんって言われても・・・・知らない人も多いかもしれません。(笑)
なんとアマチュアMMAの国際大会で「日本人初」となる優勝を勝ち取った本物の実力者なんだとか。
「3度の飯よりも格闘技が好き」
と、公言するほど格闘技に情熱を注いでいる男なので、正直強いのは間違いないでしょうね。
格闘代理戦争2ndでは、アマチュア選手のみが出場のため、本当の修羅場を経験した人は少ないです。
そんな中で前田浩平さんは自ら海外に出向き、海外の強豪たちを相手にトーナメントを勝ち上がって優勝まで奪うという「図太さ」「根性」「隙を見せない冷静さ」といった完成されたメンタルを持ち合わせているので、頭一つライバルたちよりも抜きん出ていると・・・戦前までは思っていました。
ただ、トーナメント一回戦の試合を見た感想としては、ユン・チャンミンのパンチを警戒し過ぎたという点と、組み合ってもフィジカル&パワーで勝る相手を攻めきれないという最悪のパターンに陥っていましたね。
立ち技で勝てないにしても、逃げ回るような印象を受けたので、もっともっとリスクを冒して前に出てほしかったです。
判定で「負け」が確定した際の前田さんはリングに倒れ込み悔しさをあらわにしていたので、その気持ちを今後の練習にぶつけてくれたらいいと思います。
格闘代理戦争2ndの前田浩平は寝技が超強い!
僕は前田浩平さんを始めて見た時、那須川天心の推薦選手というからにはミルコクロコップのように打撃が主体の選手だろうなと思っていました。
が、しかし!
実際は「寝技」の技術が半端ではないんだとか。
(トーナメント一回戦ではパワーに差があり過ぎたので攻めきれませんでしたが・・・)
元総合格闘家の大沢ケンジさんが、前田浩平さんの動きを初めてみた際、このような発言をしているんです。
「プロに行っても組技だけでも勝負ができる」
要するに「打撃を使わなくても勝てる」ほどの選手ということですね。(驚)
あの青木真也さんをもってしても、「自分よりうまいかもしれない」と発言しているレベルなので技術としては素晴らしいものがあるんでしょう。
ただ、青木さんは「格闘技はうまいものじゃなく戦うものだから、それを忘れないようにしてほしい」と言っていたので、その点が前田さんの足りないところなのかもしれません。
格闘代理戦争2ndの前田浩平は打撃も「那須川天心」級?
前田浩平さんは寝技の「技術」のみであればプロ級のようですが、やはり那須川天心が推薦するとなると、「打撃の強さ」も期待しちゃいますよね
トーナメント出場前は、那須川天心が認めるほどの「打撃の天才」なのでは?と期待に胸が膨らんでいました。
練習時は前田浩平さんのミット打ちを見た那須川天心のお父さんが・・・
「身体能力がいい!」とべた褒め。
実際僕も前田浩平さんのミット打ちを見ましたが、パンチがめちゃくちゃ良いですね。
大袈裟かもしれませんが、那須川天心のミット打ちを見ているかのような「力強くて速い」パンチをしていました。
腕も太いので一撃が重たい印象を受けました。
また、蹴りに関しても「右の蹴り」がめちゃくちゃ良いです。
思わず那須川天心のお父さんも「こっちの蹴り、いいね」と褒めてしまうほど。
右の蹴りが強いにも関わらず意外にもサウスポーなので、相手からしたらめちゃくちゃやりづらいかもしれません。
まぁあえて弱い部分があるとすれば、「左の蹴り」と「ひざ蹴り」だと思います。
実際の試合では残念ながら蹴りを放つこと自体がほとんどなく、パンチも「倒そう」というものではなくて近づくための見せかけのように使ってしまったのが残念でした。
参考:格闘代理戦争「決勝戦」の結果速報!試合展開は?感想やコメントについても
前田浩平さんは今回負けてしまったものの、ポテンシャルについては評価が高いのも事実なので、もっと自分に自信を持ってガンガン前に出る選手になることができれば、いつの日かプロとして活躍できる日が来ると僕は信じています。
というわけで今回は格闘代理戦争2ndの前田浩平さんについてまとめてみました。
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