田口良一さんといえば元WBA・IBF世界ライトフライ級王者のプロボクサーですね。
「強かわいい」というキャッチフレーズで呼ばれることもあり、強くてかわいいというのが特徴的なボクサーなんだとか。
高い勝率を残し、世界タイトルを7度も防衛した経験までもちあわせている田口良一さんですが、意外にも小学生時代にはいじめの被害にあっていたそうです。
漫画「はじめの一歩」を読んで主人公(いじめられっ子)が強くなっていく姿を見て「自分も強くなれるかもしれない」と思いボクシングを始めたんだとか。
そこで今回は田口良一さんのファイトマネーや井上尚弥さんとの強さ比較、さらに田中恒成さんとの試合についてまとめてみました。
田口良一のプロフィール!ファイトマネーは?
【名前】田口 良一(たぐち りょういち)
【誕生日】1986年12月1日
【階級】ライトフライ級
【身長】167.3cm
【リーチ】172.0cm
【出身】東京都
田口良一さんはボクシングを始めてから厳しいジムワークとアルバイトを両立していた苦労人です。
まぁプロボクサーはデビュー当初は試合だけで生活できるほど収入はありませんので、当然と言えば当然ですが・・・
田口良一さんはなんと!
世界チャンピオンになってからもアルバイトを続けていたんだとか。(驚)
(現在は退職されていますが、世界チャンピオンになってからもしばらくカフェバーでアルバイトをしていたようです。)
アルバイトを続けていた理由は「人とのつながりを大切にしたかったから。」だそうで、ガッツリ8時間勤務していたというから驚きました。(お金には困っていなかったようですね。)
そこで気になるのが、現在の田口良一さんのファイトマネーだと思います。一体どれほどの金額を稼ぎ出しているのでしょうか?
具体的なファイトマネーは公表されていませんが、田口良一さんの階級での世界戦の相場は2000万~3000万円で、テレビ放送もされることが多いので恐らく3000万円ほどもらっていると予想できます。
そうした世界戦を年間3回程度行っているので、単純計算で9000万円。
小学生時代のいじめをきっかけに「強くなりたい」と決意し、現在では年間1億円近く稼ぐプロボクサーになるなんてちょっと男として憧れますね。
田口良一は井上尚弥より強い?
田口良一さんは過去に日本ライトフライ級タイトルマッチで「怪物」井上尚弥さんと拳を交えています。
結果として敗れてしまった田口良一さんですが、10ラウンド戦って判定に持ち込み、井上尚弥さんの連続KO記録を止めました。
日本人史上最高のボクサーとまで言われ、現在のパウンドフォーパウンドランキング(階級の壁を考慮しない強さランキング)でトップ10入りしている井上尚弥さん相手にダウンしなかったことは田口良一さんの評価を上げたそうです。
実はその試合の前(井上尚弥さんがプロデビュー前)にも2人はスパーリングで拳を交えていて、井上尚弥さんのパンチを一方的に受け続け、たまらず2度もダウンし、当初予定していた4ラウンドのスパーリングを3ラウンドで打ち切ったんだとか。
スパーリング後、悔しさのあまりジムの隅で号泣したそうです。
田口良一さんはそんな苦手な井上尚弥さんあいてに10ラウンド一度もダウンせず、その後に世界王者も獲得し7連続防衛も成し遂げました。
つまり、田口良一さんは確実に強くなっています。
知名度や実力ともに井上尚弥さんが上であると評価されていますが、もしも今2人が戦えば結果は意外なものになるかもしれませんね。
参考:井上尚弥はなぜ強い?練習メニューは?体力測定結果や変な癖について
田口良一と田中恒成との試合についても!
現在、田口良一さんの一番のライバルとして注目されているのが元WBO世界ライトフライ級王者で、現WBO世界フライ級王者の「田中恒成さん」ですね。
田中恒成さんはプロとしてのキャリアこそ少ないですが、日本最速となる5戦目で世界王者を奪取し、8戦目で2階級制覇を達成するなど、とんでもない実力を兼ね備えた名王者でいまだ無敗。
田口良一さんはこれほどの強敵から逃げずに「戦いたい」と公言しており、過去には二人の対戦が予定されていましたが田中恒成さんの怪我により話が流れてしまうという不運もありました。
余談ですが、田口良一さんが田中恒成さんにメッセージを送った動画を発見しましたので載せておきますね。
こうしたラブコールが功を奏したのか、2019年3月16日に二人の対戦が決まりました。
ライトフライ級で活躍していた田口良一さんにとっては、階級を上げていきなりの世界戦ということで無謀な挑戦と思われるかもしれません。
ただ、そもそも減量に苦しんでいた彼にとってはむしろ適正体重との噂もあります。
しかもキャリアは田口良一さんの方が豊富で、リーチも10cm上回っています。つまり、リーチ活かして距離を保ち、長期戦に持ち込めば田口良一さんが有利だと思われます。
田中恒成さんはもちろんそれを許さず距離を詰めて打ち合いに持ち込んでくるのではないかなと。努力タイプの田口良一さんと、天才肌の田中恒成さんは「下馬評」では田中恒成さんが優勢だとの世間の見方が強いですが、予想をいい意味で裏切る田口良一さんが意地を見せる展開になると僕は思っています。
また、田口選手は過去にも日本人対決で(元世界王者の)宮崎亮さんに勝っているので、そうした日本人同士の対決にも慣れている点もポイントですね。
勝敗予想は難しいところだと思いますが、お互い粘り強いので判定決着が濃厚。
勝った方が今後のキャリアに素晴らしい勢いをもたらすはずなので、二人には命を懸けるつもりで拳を交えてほしいです。
参考:宮崎亮が減量失敗でボコボコに?元ヤンキー?ボクシングをやる訳も
田口良一さんは田中恒成さんとの世界戦だけでなく、将来的に井上尚弥さんへのリベンジやパウンドフォーパウンドのランキング入り等も期待できる人物だと思います。
今後も強い姿を見せ続けて、いじめられっ子たちに「人は変われるんだ」ということを証明してあげてほしいですね。
そして、ぜひ世界王者に返り咲いてほしいと期待しています。
というわけで今回はプロボクサーの田口良一さんについてまとめてみました。
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