亀田興毅さんといえば、日本人史上初の世界三階級制覇を成し遂げ、日本中の注目を集めたプロボクサーですね。
日本ボクシング界の宝であるとともに、一方では度重なるビッグマウスや問題発言で日本中のボクシングファンを敵に回したこともあります。(笑)
2015年10月16日に行われた河野公平さんとのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチを最後にリングを離れていましたが、一夜限りの復帰を宣言し、2018年5月5日に宿敵ポンサクレックと拳を交えました。
そこで今回は亀田興毅VSポンサクレックの試合結果速報や、試合展開、さらに引退コメントや感想についてまとめてみました。
亀田興毅VSポンサクレック戦の結果速報!
亀田興毅さんとポンサクレックの再戦は正式な試合としては認められず、10オンスのグローブを着用し、6ラウンド制で判定無しという異例のルールが採用されました。
10オンスは通常の試合で使用する8オンスより分厚いため、より相手へのダメージも軽減されますから、KO決着は難しいとの見解もあったのではないでしょうか?
しかも亀田興毅さんにとっては過去に一度敗北を喫している相手なので、その難易度はより一層増すことだと思います。
ただ、亀田興毅さんは「絶対にKOする」と試合前から豪語していたため、その言葉を信じて試合を観戦したファンも多かったかもしれませんね。
まぁ現在は試合が終わっていますので、試合結果を先に述べますと、
亀田興毅さんの2ラウンドTKO勝ち!
(6ラウンドも必要ありませんでしたね)
男前すぎる有言実行を成し遂げた亀田興毅さんの試合展開は以下の通りです。
参考:亀田興毅の現役復帰理由は?相手は宿敵ポンサクレック!勝敗予想についても
亀田興毅VSポンサクレックの試合展開は?
亀田興毅さんとポンサクレックの試合展開を簡単にまとめてみました。
【1ラウンド】
亀田興毅さんの右ジャブに対し、ポンサクレックもワンツーを2回打ち返す。
序盤からお互い積極的に手を出し合い、サウスポー同士の手の内の探り合いが始まる。
ワンツーを主体に攻めるポンサクレックに対し、亀田興毅さんは右ジャブで様子を見る。
亀田興毅さんはノーモーションの左ストレートを放つがヒットせず、ポンサクレックも左をボディへと打ち込んでいく。
亀田興毅さんが右フックを放つとポンサクレックが左右の連打から左ボディストレートで応戦する。
ポンサクレックは相手のスピードに少し戸惑っている印象。
亀田興毅さんは右ボディフックから左フックを連打し、ポンサクレックも強烈な左フックを返す。
亀田興毅さんが右ボディフックから左ボディフックを放ち、さらに左アッパーへとつなげるとポンサクレックも右アッパーを放つ。
圧力に押されたポンサクレックが下がり、亀田興毅さんが左右の連打で相手をロープに追い詰め鋭い右アッパーを打ち込む。
ポンサクレックは右ボディフックから顔面への右フックを狙ってく。
亀田興毅さんがやや優勢で1ラウンド終了。
【2ラウンド】
亀田興毅さんは右ジャブで様子を見るが、ポンサクレックもそれに合わせるように右ジャブで距離を取る。
お互いが手数を出し合い、亀田興毅さんが右ジャブから右ボディストレートを放つと、ポンサクレックが右ボディから右フックにつなげる。
亀田興毅さんの鋭い左アッパーに対し、ポンサクレックが右ジャブの連打&ボディストレートを放った後・・・
亀田興毅さんの右フックからの左ストレートが相手のアゴに直撃。
ポンサクレックは崩れ落ちてダウンを喫し、足元もおぼつかないためレフェリーが試合をストップ。
亀田興毅の引退コメントや感想についても!
亀田興毅さんがKO勝ちするとは思っていましたが、ここまで圧倒して2ラウンドでKOするとまでは思っていませんでした。
ポンサクレックのコメントとしては、
「自分は年だなと感じた。亀田選手は現役でも通用するパンチを放ち、世界チャンピオンに返り咲けると思います。」
亀田興毅さんのコメントは
「最後の最後に自分が(過去に)負けたポンサクレックと決着をつけることができて純粋にうれしい。ポンサクレックがリングに上がってきてくれたことに感謝したい。(2015年の引退時は)悔いが無いと言っていたけど、心の中にやり残したことがあった。」
と・・・ここまでは無難なコメントが続きましたが、その後、誰もが耳を疑う発言をしたのです。
「あと一試合、どうしてもやりたい相手がいる。その相手は…」
「ローマン・ゴンザレス選手です」
ローマン・ゴンザレスって一時期はパウンドフォーパウンド(体重差を考慮しない強さランキング)の一位に選ばれた世界トップレベルのボクサーとして知られています。
亀田興毅さんは「自分は世界王者にはもうなれない」と言ってましたが、正直、世界王者に返り咲くよりもローマン・ゴンザレスに勝利する方が難しいのでびっくりしましたし、それ以前に「今回が引退試合じゃなかったのかよ」とツッコまずにはいられませんよね。(笑)
まぁ今回の試合についての感想としては、亀田興毅さんは「マジで強かった」ということです。
相手に何もさせなかったし、本当にしっかり体を作り、スタミナやテクニックも現役時代を思わせるような素晴らしい仕上がりでした。
そして何よりも良かったのが、「KOを狙うファイトスタイル」がめちゃくちゃ久しぶりに戻って来たことです。
一時期はディフェンス重視の選手だったので、今回の超アグレッシブな攻めは大興奮してしまいました。
そして何より自らリベンジを宣言し、それを実行したことが「カッコ良かった」ですね。
参考:ローマン・ゴンザレス敗戦!井岡は逃げた?強さや井上尚弥との対戦は?
亀田興毅さんがボクシング人生の最後に、ローマン・ゴンザレスと対戦することになれば、ファンとして命がけで応援したいと思います。
これでもしも勝利なんてしちゃったら、感動して泣いちゃうかもしれないです。(笑)
何はともあれ楽しみで仕方がありませんね。
というわけで今回はプロボクサーの亀田興毅さんについてまとめてみました。
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