那須川天心と言えば、キックボクシングや総合格闘技、さらにはミックスルールなどジャンルを問わずに活躍する全戦全勝無敗のキックボクサーですね。
「天才」という言葉はこの男のためにあるのではないか?と思わせてくれるほどセンスがずば抜けていて、ボクシング界で言えば井上尚弥さんのようなモンスター級の選手として注目されています。
立ち技最強の格闘技イベントであるK-1でさえ、那須川天心との戦いを避ける状況で、もはや相手を探すのが大変という状況なんだとか。
そこで今回は那須川天心への最強の刺客、ロッタン・ ジットムアンノンとの試合結果予想や、負ける可能性、さらに強さ&パンチ力の比較についてまとめてみました。
※現在は試合が終了していますので、後半に結果と感想を載せておきますね。
那須川天心VSロッタン戦の試合結果予想!
2018年6月17日(日)に千葉の幕張メッセでRISEの世界戦として対戦が組まれました。
那須川天心と激突するタイの英雄「ロッタン・ ジットムアンノン」は、ただのかませ犬ではありません。
那須川天心が「今までで一番強かった」と絶賛したスアキム・シットソートーテーウですらも、このロッタンの前ではボコボコに叩きのめされてしまったほどなんです。
僕もロッタンの試合映像を見ましたが、本当に強いと思いました。
ハッキリ言って、那須川天心のライバルと言われている武尊や堀口恭司さんよりも強いと感じるほどです。
那須川天心にとっては(内心は)ロッタンと戦うことが嫌でしょうね。
ロッタンはめちゃくちゃ強いのに(日本では)知名度も低く、那須川天心が勝ってもメリットは少ない割に、非常に危険な相手なので。
那須川天心が負ける可能性は?
那須川天心が負ける可能性はあるのか?
というところが気になりますよね。
「いやいや、那須川天心が負けるわけないだろ」
というファンが多数を占めてはいると思いますが、実際のところはどうなのでしょうか?
正直、那須川天心が過去に戦ってきたどの選手と比べても、ロッタンがダントツで強いことは確実です。
那須川天心は「勝つ自信しかない」と言っていますが、恐らくそれは「嘘」だと思われます。
那須川天心は「負けるかもしれない」と感じているはずですし、僕も負ける可能性は「現実的にある」というのが本音です。
(スアキム戦の時ですら那須川天心は「実は怖かった」ことを打ち明けていましたし)
那須川天心VSロッタンについて強さやパンチ力を比較!
なぜ那須川天心がロッタンに負けるかもしれないかというと・・・・
ロッタンが「一撃でKO」できる破壊力を持ち合わせている選手だからです。
また、出入りのスピードも速くて「攻撃の全てが必殺技」と言っても過言ではないでしょうね。
僕は那須川天心がキックボクサー史上最高の「天才」だとは思っていますが、天才と言えども「一発もらえば終わり」という環境に立たされると安心してはいられないということです。
那須川天心とロッタンの強さを比較してみると、細かいテクニック的な意味で言えば那須川天心に軍配が上がると思います。
カウンターを狙うセンスや、バックスピンキックなどを合わせるタイミング、流れの中での瞬時の判断やコンビネーションは那須川天心が上なんですが・・・
一撃一撃の攻撃力の重さに関してはロッタンが勝っている印象を受けます。
ムエタイ選手なのでローキックやミドルキックが強いのはもちろんのこと、前足での前蹴りも「え?これKOできるよね?」と拍手したくなるほど思いっきり蹴っているんです。
そして僕が特に怖いと感じているのが・・・
ロッタンの「左フック」。
まるでジャブを打つかのような素早い速度で左フックを放つのですが、一発でもまともにもらえば那須川天心といえども失神するほど全体重を乗せた必殺パンチなので。
パンチ力は特にロッタンが勝っていると思いますね。
元K-1ミドル級王者の魔裟斗さんが「相手が蹴りの強い選手であればパンチで勝負し、パンチが強い選手であれば蹴りで勝負する。」と言っていましたが、今回のロッタンはパンチも蹴りも一流なので、その理屈が通用しないんですよ。
あと、本来の那須川天心の階級ではないフェザー級(-57.15kg)での戦いなので、体格的にも少し不利という懸念材料はありますね。
まぁ体格で不利でも、パンチ力で負けていても、相手に弱点が無くても、
それでも勝つのが那須川天心なんですよ!
なので、僕の予想の結論としては・・・
那須川天心が勝つ確率が80%だと思います!!
(逆に言えば那須川天心がKO負けする確率が20%)
那須川天心VSロッタンの試合結果について!
上記のように色々と検証してみましたが、実際の試合結果は・・・
延長(6ラウンド)判定で那須川天心の勝利です。
本当にギリッギリの展開でしたね。(汗)
序盤から前に出てプレッシャーをかけるロッタンと、下がりながらも正確に攻撃を当てる那須川天心の構図。
当初はロッタンの左フックを警戒していましたが、むしろ怖かったのはミドルキックだったと思います。
那須川天心の腕が殺されていたような感じでしたし、ボディも効いていたのではないでしょうか?
最初の5ラウンドはお互い明確に取ったラウンドが分かりづらかったので、どっちに転んでもおかしくないな・・・と。
延長にはなりましたが、5ラウンド時点では1-0でロッタンが優勢でびびりました。(笑)
延長も前に出るロッタンと、下がりながら攻撃を当てる那須川天心の流れでしたが、途中から天心のパンチが何発もヒットしたので、延長ラウンドに関しては明確に取ったという感じです。
感想としては・・・世界は広いな・・・と。
あと、那須川天心も人の子なんだなぁと感じました。明らかにプレッシャーやダメージを受けていたはずなので、大げさではなく今までの人生で一番苦戦した試合でしょうね。
パンチの技術は天心が上だったので、リスクを冒してでも前に出てパンチで打ち合う方が良かったのかもしれません。
結果として勝ててほっとしています♪
参考:那須川天心が敗北の危機!堀口恭司戦の勝敗予想!圧勝やKOはある?
試合後に那須川天心は泣いていましたね。この苦しい戦いを勝ち抜いたことで、更なる強さを身に付けたことだと思います。
今後の対戦が期待される堀口恭司&武尊などの強敵とも拳を交えて、格闘技ファンを熱狂させてほしいですね。
というわけで今回は天才キックボクサー那須川天心VS最強ムエタイ選手のロッタン・ ジットムアンノンについてまとめてみました。
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