浅倉カンナさんといえば、格闘団体RIZINの女子スーパーアトム級トーナメント2017で優勝を果たした総合格闘家ですね。
また、総合格闘家としての活躍以外にも、日本人史上最強のキックボクサーとして注目されている那須川天心との熱愛関係を認めたことでも注目を集めています。
浅倉カンナさんは寝技を得意としており、過去の判定以外の勝利は全て一本によるものなのですが、那須川天心の打撃テクニックを吸収していくことでストライカーとしても活躍が期待できるかもしれません。
そこで今回は、浅倉カンナさんとRENAさんの再戦について、試合結果や展開、さらに負けた方の今後についてまとめてみました。
浅倉カンナがRENAとRIZINで再戦!
浅倉カンナさんとRENAさんの再戦が2018年7月29日に「さいたまスーパーアリーナ」で行われました。
この二人は2017年の大晦日で戦ったばかりなので、感覚としてはちょっと早い気もしましたが、戦前から激闘が期待できる試合として注目を集めていたことでしょう。
一回目の二人の戦いでは、打撃を得意とするRENAの間合いに付き合わず、徹底的にタックルからの寝技という流れにこだわった浅倉カンナさんが終始ペースを握り、最終的にはバックを奪ってチョークスリーパーを極めました。
ファンとしては、気持ちのいい最高の試合だったと思うのですが・・・・
おそらく、RIZINの運営サイドは予期せぬ番狂わせに納得がいかなかったことでしょう。
なぜなら、RENAさんは当時「総合格闘技全勝無敗」で、「キックボクシング6年間無敗」という肩書を引っさげ、様々なテレビ番組にも出演するほどの人物だったからです。
いわば視聴率の取れるスター選手。
そんなRENAさんが、そもそも決勝戦まで上がってくる予定ではなかった浅倉カンナさんに絞め落とされるという事態にRIZINの勢力図が大きく入れ替わったため、RENAにスターの座をもう一度取り戻させるチャンスとして短期間での再戦を組んだということだと思います。
浅倉カンナとRENAの試合結果や展開は?
注目の二人の対決はすでに決着がついていますので、結果からお伝えしたいと思います。
浅倉カンナさんの判定勝ちです。
まぁ浅倉カンナさんが勝利するとは予想していましたが、判定までいったということでRENAさんの意地も感じられましたね。
試合展開としては以下の通りです。
【1ラウンド】
お互い様子を見てリングを回る展開に。
RENAさんは立ったままジャブを多用し、時おりハイキックや左フックを見せるが距離が遠く当たらない。
ゆっくりとした雰囲気の中でいきなり浅倉カンナさんがタックルに入り、RENAさんを下にした後、マウントポジションを獲得。
パウンドを落とす浅倉カンナさんに対し、体制を反転させてRENAさんがうつ伏せに。
そのままバックを取った浅倉カンナさんがバックからチョークに入るかと思いきや、スタンディング状態へと戻る。
立ち技は自分の土俵とばかりにRENAさんが打撃のラッシュで相手をコーナーに詰めるが、再び浅倉カンナさんが相手を倒し、上になった状態で1ラウンド終了。
【2ラウンド】
RENAさんが右のミドルキック当て、さらにジャブから右ミドルキックへとつなげる。
様子を見る浅倉カンナさんに対し、RENAさんが強烈なローキックを何度も当てていく。
しかし、浅倉カンナさんがしつこくタックルから組み付き、上になった状態でパウンドを落とす。
強烈なパウンドが何度もRENAさんの顔面を捉え、その後はマウントポジションから腕十字の態勢に入るがなんとかこらえて2ラウンド終了。
【3ラウンド】
ポイントとしては不利を自覚しているRENAさんが打撃で勝負をかけるが、浅倉カンナさんは作戦を一切変えずにタックルから何度も組み付く。
またもや上になった浅倉カンナさんが腕を取りにいくが、RENAさんは根性で立ち上がりスタンド状態へと戻す。
立ち技になるとジャブからミドルキックを放つRENAさんだが、またもや浅倉カンナさんのタックルで組み付かれ、見せ場の無いままパンチを落とされる展開に。
浅倉カンナさんが終始優勢をアピールしたまま3ラウンド終了。
浅倉カンナとRENAの一戦!負けた方はどうなる?
んー、やっぱり「組技・寝技の技術が違い過ぎた」というところが勝敗を分けましたね。
RENAさんは打撃の選手で、浅倉カンナさんはレスリングの選手なので、お互いの持ち味が明確に違うということは予想していましたが、やはりRENAさんが「KOする」だけの打撃を見せつけることができなかったため、組み付きを許してしまい打撃が活かせない展開になったということです。
もしも浅倉カンナさんが負けていたら・・・
2017年の大晦日でRENAに勝利したのは「まぐれだった」となってしまい、元通りRENAが女子格闘技界のスターに返り咲き、浅倉カンナさんは「ただの一選手」に戻ってしまっていたことでしょう。
恐らく、RIZIN側はそれを望んでいたはずです。
しかし、実際はRENAさんが敗北を喫したため・・・
さすがにファンからは「RENAは浅倉カンナより弱い」という烙印を押されたでしょうし、人気もある程度落ちるはず。
はっきり言いますけど、RENAさんは今の状態では何回やっても浅倉カンナさんには勝てないです。
今まで日本の女子格闘技界を背負ってきたRENAさんも、さすがに同じ相手に二連敗では最強を名乗る資格はないと思いますし、寝技のレベルは「高くない」と言わざるを得ません。
つまり、RENAさんは普通の選手へと降格してしまったということです。
まぁ、RIZIN側はなんだかんだで、浅倉カンナさんとの三戦目を組むかもしれませんが。(笑)
(早ければ今年の大みそか辺りに・・・。)
RENAさんは妹のように可愛がっていた浅倉カンナさんに明確に負けてしまったので、ショックも大きいでしょうし自信も失っているはずですが、このまま今までと同じように過ごしていたら格闘家として終わってしまうと思います。
個人的には、彼女がUFCに挑戦したり、何年か試合を保留して寝技の修行をしに海外に住み込んだりしないとピークの過ぎた選手として扱われるでしょう。
なんにせよRENAさんには今までの自分を捨てて一から格闘技を見つめなおしてほしいですね。
参考:浅倉カンナの彼氏は那須川天心?高校留年はマジ?父親が最強の噂も
若い選手がどんどん勝ち上がって、格闘技界に新しい風を吹かせてくれればファンとして最高なので、浅倉カンナさんがこれからもRIZINの顔であることを証明するとともに、RENAさんが這い上がってくドラマも今後見てみたいと感じています。
というわけで今回は女子総合格闘家の浅倉カンナさんについてまとめてみました。
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