プロボクサーの山中慎介さんですが、期待されていた13度目の防衛戦・・・
・・・負けちゃいましたね。
相手はサウスポーで23戦全勝無敗(当時)のルイス・ネリー選手。負ける可能性があることは分かっていましたが、やはり衝撃を受けました。
今回は山中慎介の王座陥落についてや、負けた理由、さらにタオル投入が早すぎたことについてまとめてみました。
山中慎介まさかの王座陥落!
世界戦の防衛記録において、勝てば歴代最多の13度防衛を達成するはずの「ルイス・ネリ戦」でしたが、4ラウンドにTKOで試合をストップされてしまいました。
具志堅用高さんの記録更新も期待 されていたので、王座陥落についてはとても残念な気持ちです。
ただ、山中慎介さんでも実現できなかった13度の防衛を成し遂げた具志堅用高さんって 「ただの面白いおじさんじゃなかったんだ。」 と考えされられますね。(笑)
参考:具志堅用高の伝説!敗戦の意外な理由は?愛弟子比嘉大吾の世界戦も
山中慎介さんは試合後のインタビューで、ベルトが無いことに違和感を感じていました。奥さんと結婚してからずっとチャンピオンでしたからね。
しかもプロとしては初めての敗北なので、精神的にもダメージを負っているのではないでしょうか?一応現役続行の意思はあるそうなので、ルイス・ネリーに再度挑んでリベンジを達成してほしいと思います。
山中慎介はなぜ負けたのか?
では、なぜ無敵のチャンピオンである山中慎介さんは負けてしまったのでしょうか?
明らかに過去の試合い比べてパンチも被弾していたし、冷静さに欠けていたと思います。
一般的に考え付く敗北の理由は、
相手が若くて無敗のサウスポーだったから。
これも一理あるのですが、本来であればスピードやリーチで勝る山中慎介さんなら、相手の勢いも空振りさせることができたはずです。
試合前には具志堅用高さんも「スピードで圧倒できるから負ける相手じゃない。」と山中慎介さんの勝利を確信していたんだとか。
実は負けた理由の心当たりが一つだけあるんです。
僕が考える「本当の負けた理由」は・・・・
防衛の日本記録を意識し過ぎたから。
だと思っています。
今までの山中慎介さんは防衛記録は意識せずに、一戦一戦しっかりと勝つことだけに集中していましたが、試合前から13度防衛という日本記録をメディアが報じ続け、今回ばかりは記録を意識せずにはいられなかったのではないでしょうか?
人間は普段通りではない環境に身を置くと実力が発揮できないものなので、記録達成のために絶対に勝たなければいけないという余計なプレッシャーが彼を苦しめたのかもしれませんね。
山中慎介陣営のタオル投入が早すぎる?
山中慎介さんの今回の敗戦は 「一度もダウンしていない」 んです。
4ラウンドの後半から相手の猛ラッシュに押され気味になったことは確かですし、パンチも何発かもらっていました。
どっちが優勢だったか?と聞かれると相手が優勢でした。
でも・・・
でも・・・・・
でも・・・・・・・・
セコンドのタオル投入早すぎでしょ!!
選手の安全を考慮して止めたのは分かりますが、まだ全然逆転のチャンスはありました。
時折見せる山中慎介さんの左ストレートはめちゃくちゃ早くてキレもありましたし、本人自身も「ダメージは無かった」と言っています。
ラウンドの残り時間も少なかったし、ダウンすらしていない。
こんな状況でタオル投入はファンとしても山中慎介さん本人の気持ちとしても「納得いかない」のではないでしょうか?
日本人初のミドル級の王者になった竹原慎二さんも、
「こんな結果は俺なら納得できない。」と言っていますし、さらに・・・
「昔と違ってボクシングはスポーツになってしまった。」
といった発言まで飛び出しています。
参考:大和心(山中慎介のトレーナー)って誰?タオル投入の理由が泣ける
近くで山中慎介さんの敗北を目の当たりにした息子さんはさぞかしショックだったと思うので、「負けたお父さん」といったイメージも払拭して「強いお父さん」を取り戻すべきではないでしょうか?
僕の意見としては山中慎介さんは試合には負けましたが、勝負としては負けていないので、必ずカムバックしてリベンジを果たし、最強王者であることをファンの前で証明していと思います。今後の彼の活躍に期待するしかないですね。
というわけで今回はプロボクサーの山中慎介さんについてまとめてみました。
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