ペトロシアンがチンギス・アラゾフと激突!最強はどっち?魔裟斗との比較も

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ジョルジオ・ペトロシアンといえばK-1 WORLD MAXの世界大会で2連覇を達成したキックボクサーですね。

(ケガのため実現しませんでしたが)当初は魔裟斗さんがペトロシアンを引退試合の相手としてに指名するほど「最強」の選手として恐れられていました。

ペトロシアン

キックボクサーとして活躍してますが、そもそものスタイルは14歳に習い始めた「ムエタイ」をベースにしており、「相手に打たせないで打つ」という完璧な試合展開で数々の強豪を撃破してきた「天才」です。

そこで今回は、ペトロシアンとチンギス・アラゾフの最強対決や、魔裟斗さんとの比較についてまとめてみました。

ペトロシアンのプロフィール!チンギス・アラゾフと激突!

【名前】ジョルジオ・ペトロシアン
【生年月日】1985年12月10日
【出身】アルメニア
【階級】ミドル級
【身長】178cm
【体重】70kg

ペトロシアン プロフィール

K-1 WORLD MAXで世界王者になった選手は、魔裟斗さんやアルバート・クラウス、アンディ・サワー、ブアカーオ・ポー・プラムックなど数多くいますが、2連覇を達成したのはジョルジオ・ペトロシアンただ一人なんです。

現在は新生K-1という名前で新たな選手たちが戦いを繰り広げていますね。

そんな中、2018年7月にベラトールのキックボクシングイベントでとんでもないカードが行われたことをご存知でしょうか?

「ジョルジオ・ペトロシアンVS新生K-1王者チンギス・アラゾフ」です。

チンギス・アラゾフ

チンギス・アラゾフは新生K-1の70kg級の王者であり、日本人最強のキックボクサーである日菜太選手をも子供扱いした怪物です。

日菜太選手の最強の武器、左ミドルキックにあっさりパンチを合わせてKOした時は解説の魔裟斗さんが、

「(これだけ強かったら)アラゾフと戦いたい選手が現れないのでは?」

と心配するほどだったんだとか。

何を隠そう、チンギス・アラゾフが新生K-1王者になった時に僕が思ったことは・・・

「ペトロシアンと戦ってほしいなぁ」

でした。

まぁ僕だけに限らず、新旧K-1王者の対決は格闘技ファンなら誰しも観たいとは思いますが。

ペトロシアンとチンギス・アラゾフはどちらが最強?

現在の70kg級ではジョルジオ・ペトロシアンとチンギス・アラゾフのどちらかが世界最強ということで間違いないと思っていました。

まず、試合結果からお伝えすると・・・

ペトロシアンの5ラウンド判定勝利です。

ペトロシアン チンギス・アラゾフ

判定勝利と聞くと地味な印象を受けますが、戦前からペトロシアンが勝つと予想していた僕にとっても意外な展開でした。

1ラウンドにペトロシアンが左のパンチでアラゾフからダウンを奪い、その後も「完封」に近い内容でペトロシアンが試合を支配しました。

あれほど突進力のあるアラゾフが、ペトロシアンのプレッシャーに下がりまくる展開で、正直「レベルが1つ違うな」という試合だったのです。(驚)

ジャッジの一人は「50:44」をつけたほど。

新生K-1王者のアラゾフに6ポイント差をつけるって、ペトロシアンはマジで怪物だと思います。

んー、パンチもキックも両方一撃の破壊力があるし、拳もお互い硬いし、テクニック的にも「何でもできる」という印象があったので、ここまで差がつくとは夢にも思っていませんでした。

僕はペトロシアンの方が「ディフェンスが上手い(穴が無い)」という点と、アラゾフの方が「KO率が高くて左右両方の構えができる」という点でお互いを評価していましたが、オフェンス面でもペトロシアンだったようですね。

日本人史上最強のキックボクサーである那須川天心も「ペトロシアンは次元が違う」と言っていることから、中量級の世界最強はペトロシアンで確定でいいと思います。

ペトロシアンと魔裟斗の比較も!

ペトロシアンと魔裟斗さんは2009年の大晦日に戦う予定でしたが、ペトロシアンのケガにより実現しませんでした。

でも、格闘技ファンとしては「もし戦っていたらどっちが勝っていたの?」と思うのが自然ではないでしょうか。

ペトロシアン 魔裟斗

当時は魔裟斗さんが引退のタイミングで、その前年にもトーナメントで王者になっていて勢いがすごかったので「魔裟斗が勝つ」という声が多かったかもしれませんが、

もしも戦っていたらペトロシアンが勝利していたと思います。

実際のところ、魔裟斗さん自身が「ペトロシアンとは戦いたくない」と以前から言っており、引退試合にペトロシアンを指名したのも「ペトロシアンが王者になったから仕方がない」という感じでした。

また、魔裟斗さんはブアカーオやサワーと互角の戦い(勝ったり負けたり)を繰り返し、勝利した際もダウンのポイントが決定打となり、その他のラウンドは差が無いような展開だったので歴代王者と比べても「ずば抜けてはいません」。

ただ、ペトロシアンはサワーと対戦した際も、他の選手と対戦した際も、「当てさせない」というか「触らせない」というレベルで、相手の顔だけがパンパンに腫れ上がっていくという残酷な実力差を見せつけていました。

ペトロシアンと魔裟斗さんが戦っていれば、魔裟斗さんのパンチは当たらず、ペトロシアンのパンチだけが時折有効にヒットして僅差の判定でペトロシアン勝利という感じだったと思います。

例えるなら、ペトロシアンは70kg級の那須川天心ですね。(才能がずば抜けています)

魔裟斗の喧嘩武勇伝がカッコよすぎる!
参考:魔裟斗の現在は?子供はいるの?引退後に起きた喧嘩武勇伝とは!?


ペトロシアンは本当に強いキックボクサーですが、懸念材料があるとすれば「年齢」だと思います。

実際ピーターアーツやジェロムレバンナなどの過去のK-1のスターは年齢の壁にかなり苦しめられたので・・・。

20代の若くて勢いのある選手がどんどんプロのリングで活躍していく中、ペトロシアンが年齢の壁を感じさせずに戦うことができれば、現在も世界最強であると僕は信じています。

これからも無傷で相手を倒す完璧なファイトスタイルで最強の座を守り続けてほしいですね。

というわけで今回は最強キックボクサーのジョルジオ・ペトロシアンについてまとめてみました。

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