ついにバンタム級WBSSトーナメントの準決勝のヤバすぎるカードが決まりましたね。
そう、WBA世界バンタム級王者の井上尚弥さんと、IBF世界バンタム級王者のエマヌエル・ロドリゲスの一戦です。
今回のWBSSトーナメントの組み合わせが決まる前から、井上尚弥さんが「一番強そうなのはロドリゲス」と発言しており、お互い無敗同士の対決ということで事実上の決勝戦との声もあがっています。
そこで今回は井上尚弥VSロドリゲスについて、秒殺&敗北予想や、コメントについてまとめてみました。
井上尚弥がロドリゲスとWBSS準決勝で激突!
正直、この二人の対決は準決勝で実現してしまうのがもったいないほど貴重なカードだと思います。
トーナメント開始時点での優勝予想オッズでも、一位が井上尚弥さんの「約1.6倍」で、二位がロドリゲスの「約6倍」ということで、井上選手にとっては今大会最大の強敵を迎えるということでしょう。
(ちなみに井上選手が一回戦で戦ったパヤノは51倍でした)
ロドリゲスがいかに強いといっても、戦前の下馬評では圧倒的に井上尚弥さん有利の声が多く、一回戦を70秒で勝ち上がった井上選手に比べてロドリゲスは一回戦で危うく負けそうになったので、印象や勢いに差があり過ぎると思います。
ただ、ロドリゲスが一回戦で戦ったジェイソン・マロニーは無敗の選手でハンドスピードが尋常じゃなく、下馬評以上の実力者だったので、接戦を制したという経験値では井上尚弥さんよりも得たものが大きかったのかもしれません。
井上尚弥VSロドリゲスの圧勝&敗北予想!
井上尚弥さんとロドリゲスの試合結果を予想するならば、多くの人がこう思うはずです。
「井上尚弥のKO勝ちだ」・・・と。
実際に井上選手がロドリゲスをノックアウトする可能性は非常に高いと僕も思っています。
ただ、「圧勝」できるかという言われると・・・正直微妙ですね。
ロドリゲスは非常に目が良くてガードも堅いので、今までの選手と同じようにいくとは限りません。
左のパンチが非常に優れていて、ジャブも鋭いし、フックも素早くて重く、さらにアッパーも切れ味抜群。
右のカウンターもボクシングの教科書のように的確に相手を打ち抜きます。
そして何よりパンチがコンパクトなんです。決して大振りをしないので、井上選手であっても隙を見つけるのは難しいはず。
本当にオールラウンダーな選手で、何でもできるという印象なので・・・
井上選手は手こずる可能性が高いでしょうね。
ただ、1ラウンド~2ラウンドの序盤に、井上選手のパンチ力にロドリゲスが慣れていない段階で強烈なパンチがロドリゲスの顔面にヒットすれば、あっさり失神ということも考えられます。
逆に、3ラウンド以降までロドリゲスが持ちこたえれば後半のラウンドまで戦いは長引くんじゃないかな・・・と。
まとめると、判定を除けば井上選手の短いラウンドでの圧勝KO勝利が35%くらいで、後半ラウンドでのKOが65%くらいの確率だと思います。
逆に井上尚弥さんが「敗北する」可能性はどれくらいあるのでしょうか。
正直言って、井上選手が敗北する可能性は・・・
「2%」くらいだと思います。(笑)
ロドリゲスは確かに強いですし、テクニックも決して井上選手と大きく劣っているわけではないです。
ただ、井上選手を「一撃」で倒すだけのずば抜けたパンチ力があるわけではないのが最大の欠点でしょう。
井上尚弥さんは「打たせずに打つ」ボクシングを徹底しており、ロドリゲスが井上選手にコツコツダメージを与えたり、判定で勝利を狙う戦い方では通用しないと思います。
なぜなら井上選手の瞬発力は半端ではなく、かつパンチ力も石で殴られているレベルなので、長引けばダメージを蓄積させられるのはロドリゲスということになるから。
さらに、WBSSトーナメント一回戦でロドリゲスは後半スタミナ切れを起こしていたので、スタミナで勝る井上選手に後半勝負は無謀。やはり動ける前半のラウンドでKOを狙っていくのが番狂わせを起こす一番の作戦ですが、可能性としては低いでしょうね。
井上尚弥VSロドリゲスのコメントについても!
井上尚弥さんはWBSSトーナメント準決勝を決めたロドリゲスに対して、彼の勝利を称えながらもこのようなコメントを残しています。
「自分が期待していたファイトには到達していなかった」
無敗同士のロドリゲスVSマロニーの壮絶な打ち合いも観ても、モンスターである井上選手からすると「期待外れ」だったということ。(驚)
ただ、それでも井上選手はロドリゲスを「万能なファイター」と評価しており、前半のラウンドのカウンターの切れ味などについては警戒をしているようです。
この試合を楽しみにしているファンの間でも多くのコメントが飛び交ってるので、少しご紹介しますね。
「オッズ通りに試合結果になるでしょう」
「ロドリゲスが井上尚弥に勝てるわけがない」
「ロドリゲスは井上選手にボコボコにされるはず」
「準決勝の日はロドリゲスの命日になりますね」
「ロドリゲスのご冥福をお祈り申し上げます」
と、ちょっと大げさなコメントも多いようです。(笑)
ただその分、井上選手にも「実力差を見せて倒さねばならない」とプレッシャーがかかり固くなってしまう可能性がありますし、ロドリゲスも言われっぱなしなので「今に見てろよ」と、モチベーションが上がっているでしょう。
参考:井上尚弥はなぜ強い?練習メニューは?体力測定結果や変な癖について
この二人の対決はWBSSトーナメントで最も注目を集める試合だと思いますので、ボクシング史上に残る衝撃的な試合を見せてほしいですね。
個人的には井上選手の「3連続1ラウンドKO」を願っていますが、ロドリゲスも死に物狂いで頑張ってもらえたらと思います。
というわけで今回は世紀の一戦「井上尚弥VSロドリゲス」についてまとめてみました。
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