堀口恭司さんといえば、伝統は空手をベースにUFCやRIZINで活躍する総合格闘家ですね。
小柄な体格からは想像もつかないような一撃の破壊力を持っており、さらに遠い距離からの踏み込みも世界でトップクラスの速度を兼ね備えています。
以前までは海外を主戦場にしており、UFCのリングでも日本人史上初の世界王者も目前でしたが、日本の格闘技を盛り上げたいという一心でRIZINのリングに立ったようです。
そこで今回は堀口恭司さんが那須川天心に「キック対決」を挑んだ理由や、空手の戦績、さらに青木真也さんとの強さ比較についてまとめてみました。
堀口恭司は「なぜ」那須川天心にキックルールでの対決を挑んだのか?
堀口恭司さんが那須川天心に「キックルール」で戦おうとアピールしたことは有名ですが、「なぜ」自分の土俵である総合格闘技ではなく、那須川天心に有利なキックルールを選んだのでしょうか?
恐らく、那須川天心に「総合ルールでやろうよ!」と言えば、天心は「嫌だ」とは言わなかったはずなんです。
ただ、堀口恭司さんはこう言っています。
「僕が勝ちに徹すれば、転がして終わり。一瞬です。そんな試合、誰が見たいの?」
那須川天心という無敗の怪物に初黒星をつければ、自分自身の評価も上がるし「オイシイ」はずなのに、あえて危険を冒してでもファンを楽しませるため「勝てるか分からない勝負」に挑むということなんです。
しかも、キックルールでも「勝つ気満々」というところがカッコいい。
結果はどうあれ、堀口恭司さんの格闘家としての姿勢は本当に尊敬できますね。
堀口恭司の空手の戦績は?
堀口恭司さんが空手をベースに戦っていることは有名な話ですが、なんと5歳から伝統空手を学んでいるんだとか。
そんな空手に関して、過去にどのような実績を残しているのか調べてみました。
彼が幼いころから学んでいる空手は「松涛館流」という流派で、あまり空手を知らない人からすると聞きなれないマイナーなものかもしれません。
それでも堀口恭司さんは「伝統は空手を極めた男」とまで呼ばれているので、とんでもない空手の実績を残していることは間違いないのでは・・・と思っていました。
が、しかし!
空手の実績としては高校時代に残した「栃木県大会優勝」が最高のようです。(驚)
世界中の強豪を打撃でぶっ飛ばしている堀口恭司さんにしては、正直意外な実績で驚きました。
まぁインターハイに出場した経歴はあるそうですが、上位には食い込めていなかったようです。
ただ、空手のルールの中での強さではなく、総合格闘技というより実践に近いルールで活かされる空手を体現したことから、伝統派空手を極めた男という評価を得ているんでしょうね。
堀口恭司と青木真也の強さ比較についても!
堀口恭司さんは総合格闘家としてコンプリートファイターとも称されていますが、無理矢理「弱点」を指摘するとすれば・・・
「寝技」だと思います。
もちろん、寝技の技術も素晴らしいものがありますが、世界トップレベルというほどではありません。
実際、判定を除く勝利のほとんどが「打撃によるKO」であり、負けた試合もKOではなく寝技で敗北を喫しています。
そこで疑問に思うのが、日本人で最も寝技の実力がある青木真也さんと戦えばどちらが勝つのかということ。
まぁシンプルに、KOで決着がつくなら堀口恭司さんの勝利で、一本で決着がつくなら青木真也さんの勝利でしょう。
二人が戦った場合の僕の勝敗予想としては・・・
「全くの互角」だと思います。
きっちりお互い50%ですね。(笑)
(なんだよ、予想でもなんでもねーじゃねーか)と、言われるかもしれませんが・・・。
「今の体重のまま、戦えば・・・の予想です。」
60kgの堀口恭司さんと、70kgの青木真也さんが戦えば「互角」だと思うという意味。
つまり、二人が体重を合わせれば「堀口恭司さんが勝つ」というのが僕の答えです。
堀口恭司さんは山本KIDさんと同じように「自分よりでかい相手」をぶっ倒すだけの勢いと一撃があるので、同じ条件(体重)で彼と戦うのは自殺行為かもしれませんね。
参考:堀口恭司の食事や練習法は?なぜ空手家が総合に?ファイトマネーの噂も
堀口恭司さんは現在の日本人で「最も客を集める格闘家」の一人なので、今後も出し惜しみせず、ガンガンヤバいカードに挑戦してもらいたいと思います。
闘病中の山本KIDさんを勇気づけるためにも、素晴らしい戦いを繰り広げてほしいですね。
というわけで今回は最強総合格闘家の堀口恭司さんについてまとめてみました。
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