比嘉大吾さんといえば、沖縄が生んだKO製造機として注目を集めているプロボクサーですね。
日本歴代最多となるとなる連続KO記録を保持し、「倒す」という点においては井上尚弥さんや村田諒太さんといった名ボクサーを凌ぐ逸材として知られています。
アマチュア時代の姿を見た具志堅用高さんが「プロに向いている」と評価し、比嘉大吾さんが世界を獲れなければジムを廃業させると宣言するほどの力の入れようだそうです。
そこで今回は比嘉大吾さんの体重超過による王座剥奪や、減量失敗の理由、さらに具志堅用高さんの謝罪についてまとめてみました。
比嘉大吾が体重超過で王座剥奪!
とんでもない事件が起こってしまいましたね。
2018年4月15日のWBC世界フライ級タイトルマッチにおいて、比嘉大吾さんが体重を超過し王者を剥奪されてしまうことになりました。
正直、耳を疑うような内容でしたし、山中慎介さんと戦ったルイス・ネリの体重超過事件の記憶が新しい中、日本人ボクサーで沖縄の英雄が体重超過というのはショックを受けました。
個人的にはルイス・ネリの体重超過は「勝つために意図的に行った」と思ってますが、比嘉大吾さんは「どうしても落としきれなかった」と思っています。
ただ、理由はどうあれ体重超過は対戦相手に危険をもたらし、ボクシングの試合において最悪の違反の一つなので許されるものではないでしょうね。
比嘉大吾の減量失敗はなぜ?理由は?
日本人の世界戦で体重超過による王座剥奪は初めてのことだそうです。
では、比嘉大吾さんが減量を失敗してしまった理由は一体どういったものなのでしょうか?
参考:比嘉大吾16連続KOの相手はロサレス!田中恒成との強さ比較(予想)も
第一の理由としては、まだまだ若く成長過程にある体が「この階級」に留まれないほど肥大化しているという点です。
日本人史上最高の連続KO記録を築いたパンチ力の源として、ボクサーの中でも珍しいほど筋肉があり、背筋なんかもボディビルダーと間違えるレベルなので、「落とす脂肪がほぼ無い」ということでしょう。
山中慎介さんと戦い体重超過したルイス・ネリは、最計量を命じられた際に短い時間で1kg以上落としてきました。
一方の比嘉大吾さんは、再計量のために体重を落とそうにも「汗一滴すら」かかなかったそうです。
第二の理由として「気が緩んでいた」というのもゼロではないはず。
王者になって無敗でメディアにも取り上げられ、トークもうまく人気者ということになればハングリー精神が失われてしまうのも無理はありません。
いつも通りやれば体重は落ちるだろうという甘い考えから、過去よりも体重が落ちない点にいち早く気づけなかったのかもしれません。
プロとして、そして世界王者としてリングに上がる以上、毎日「グラム」単位で体重を管理し、体重が落ちないのであればもっと早い段階で何か対策を打つべきでしたね。
比嘉大吾について具志堅の謝罪も!
愛弟子の比嘉大吾さんの失態により、ジムの会長でもある具志堅用高さんは深々と謝罪してました。
具志堅用高さんは、過去に比嘉大吾さんと戦った「ファン・エルナンデス」が体重超過した際、
「ちゃんとしないと!(怒)」
と、激怒した経験があります。
ジムの会長として、そして元世界王者としてルールを守らなかった選手に憤慨するのは当然ですが、愛弟子が体重超過となれば心の痛みも半端ではないでしょうね。
正直、具志堅さんにとっては比嘉大吾さんが負ける以上に最悪の心境だと思います。
このようなルール違反が二度と起こらないよう、階級を上げるなどの対応は必ずとることになるはずです。
参考:比嘉大吾がTKOで敗戦!負けた理由は?感想や引退の噂についても
比嘉大吾さんは今回大きな失敗をしてしまいましたが、今後はルールを守って適正体重を整え、KOを量産していってほしいと思います。
また、今回の王座剥奪という点を他の日本人ボクサーも重く受け止め、気を引き締めていってほしいですね。
というわけで今回はプロボクサーの比嘉大吾さんについてまとめてみました。
この記事へのコメントはありません。