具志堅用高の伝説!敗戦の意外な理由は?愛弟子比嘉大吾の世界戦も

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具志堅用高さんといえば、沖縄県出身でボクシングの元WBA世界ライトフライ級チャンピオンですね。

しかも、世界タイトルを13度も防衛していて、これは「日本人最多防衛記録」として36年以上経った今でも破られていない大記録なんです!

具志堅用高

具志堅さんは現在、タレントとして活躍されており、「天然キャラのおもしろくて可愛いおじさん」といった感じですが、現役時代はめちゃくちゃ強かったんでしょうね。

(現在と過去とのギャップがすごすぎて同一人物だと思えません。笑)

そんな具志堅さんの伝説や唯一の敗戦、さらに愛弟子「比嘉大吾選手」の世界戦についてもまとめてみました。

具志堅用高のプロフィール!現役時代の伝説とは?

【名前】具志堅 用高
【通称】カンムリワシ
【階級】ライトフライ級
【身長】162cm
【誕生日】1955年6月26日
【出身】沖縄県

具志堅さんの連続防衛記録を抜くかもしれないと期待された山中慎介選手も12連続防衛で記録がストップしたので、しばらくこの偉大な記録が破られることは無いと思います。

山中慎介さんが敗北した「タオル投入」についてはこちら!
参考:山中慎介まさかの王座陥落!なぜ負けた?タオル投入が早すぎる?


また、具志堅さんの伝説は連続防衛記録だけでなく、その他にもたくさんあるんです。

例えば、人気からくる声援があまりにも大きすぎてレフェリーがゴングに気づかなかったり、当時日本最速となる9戦目で世界タイトルを奪取したり、日本人唯一である世界戦6連続KO防衛記録を達成したり、「体が2つあったらいいのに。」と思うくらい女の子にモテモテだったりと・・・。

そんな伝説の中でも僕が一番気に入った伝説は、日本人で初めて年収1億円を稼ぐなどお金は十分にあったにも関わらず、5度目の防衛戦までは「とんかつ屋」でアルバイトをしていたという伝説です。

具志堅さんが沖縄から東京に出てきて慣れない中、とんかつ屋のマスターにずいぶんお世話になったので、恩を感じて世界チャンピオンになった後でもとんかつ屋で働き続けていたという話を聞きました。

普通はお金が入るとアルバイトを辞めるというのは自然な流れだと思いますが、具志堅さんはスーパースターになっても、お世話になった人に恩返しするという「男気あふれる想い」があったんでしょうね。

具志堅用高の唯一の敗戦!その意外な理由とは?

1981年3月8日に行われた「14度目の防衛戦」で、メキシコのペドロ・フローレスにKOで敗れました。

この相手は、13度目の防衛戦でも対戦し、具志堅さんが3-0の判定で勝っている相手です。しかも、ペドロ・フローレスは14勝5敗という「ごく平凡」な選手でした。つまり、本来であれば、具志堅さんが負けるわけがない相手なんです。

では、なぜ2度目の対戦は負けたのか?その理由は、ずばり・・・!!

「計量後にアイスを食べられなかったから。」(笑)

は?と思った方も多いかもしれませんが、具志堅さんは毎回試合前の計量後には必ずアイスを食べていたそうです。このアイスを楽しみに地獄の減量と厳しい練習に耐えていたんだとか。

具志堅用高

しかし、14度目の防衛戦では計量後に食べようと用意していたアイスを「お腹を壊すから食べるな」という理由で食べる直前にトレーナーに取り上げられたそうです。

当時はコンビニエンスストアも無く、土日でお店が閉まっていたため買うことができなかったんですね。

このことで具志堅さんは悲しさから号泣してしまい、精神的にものすごくストレスがかかったと思われます。

もし、あの時アイスを食べていたら・・・・防衛記録はもっともっと伸びていたかもしれませんね。

具志堅用高の愛弟子「比嘉大吾」の世界戦について

2017年5月20日に具志堅さんの愛弟子の比嘉大吾選手がWBC世界フライ級チャンピオンになりました。しかも比嘉選手の全戦全勝全KOというパーフェクトレコードでした。(すごいですね)

(2018年4月15日には残念な敗戦を喫してしまいましたが・・・)

具志堅 比嘉

そんな比嘉選手ですが、実は高校時代に行われた「第68回国民体育大会でベスト8」というのが自身の目立った記録だったそうです。(聞き慣れない大会ですが。)

今でこそ高校6冠といった、タイトルを総ナメにして来た天才を大手のジムが勧誘して世界チャンピオンにするといった流れが目立ちますが、比嘉選手は具志堅さんと出会って努力で自らのスタイルに磨きをかけ続けたんですね。

それにしても半端じゃないKO率は「さすが」の一言だと思います。

比嘉大吾選手と井岡一翔選手の比較はこちら!
参考:比嘉大吾は井岡より強い?ファイトマネーは?井上兄弟との因縁も


具志堅さんは比嘉選手が負けたらジムを辞めるつもりでいたそうですから、愛弟子の世界初挑戦にかける思いはとてつもなく大きいものだったのでしょう。

具志堅さんと比嘉選手がリングの上で抱き合い、嬉しさのあまり「男泣き」する姿を見たときは僕も泣きそうになりました。今後も具志堅さん、比嘉選手ともに日本を盛り上げていってほしいですね。

ということで今回は伝説の名チャンピオン具志堅用高についてまとめてみました。

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