ヒョードルといえば柔道出身で元PRIDEヘビー級王者及び、元RINGS無差別級王者の総合格闘家ですね。
様々な格闘技においてチャンピオンや最強と呼ばれる選手は「たくさん」いますが、ヒョードルは「60億分の1の男」といったニックネームが付けられるなど、「本物の人類最強」として人々から認められていた素晴らしい格闘家です。
日本では1990年代に圧倒的に人気を集めたK-1のヘビー級やPRIDEが消滅し、一時期から比べると格闘技ブームは去っていった印象ですが、最強だったヒョードルは現在一体何をしているのでしょうか?
また、ヒョードルのトレーニングや負けた理由についてもまとめてみました。
ヒョードルのプロフィール!現在は何をしている?
【名前】エメリヤーエンコ・ヒョードル
【通称】60億分の1の男・氷の皇帝
【国籍】ロシア
【身長】183cm
【体重】104kg
【階級】ヘビー級
【バックボーン】柔道・サンボ
ヒョードルは2000年のプロデビュー以来から2009年まで33試合行い、ひじ打ち無しのルールで偶然ひじが当たったことによる出血(本来であれば相手の反則)によるストップを除けば無敗です。まぁ実質10年間負け知らずの全勝ですね。
その後ヒョードルは2012年6月21日に、ロシアで開催されてM-1グローバルでの試合を最後に一度は格闘技界を引退しています。しかし、2015年9月20日に総合格闘技団体「RIZIN」と契約を結び現役復帰しました。
現在はベラトール・MMAという総合格闘技団体で試合を行っているようです。(最強と呼ばれたヒョードルがいまだに現役で活躍しているのは嬉しく思います。)
ヒョードルの最強を手にしたトレーニング方法とは?
そんな最強ヒョードルを作り出したトレーニング方法とは一体どんなものなのか調べてみました。
なんとヒョードルは最先端の器具を使わず無敵の肉体を作り上げたそうです。道具を使ったとしても、タイヤやハンマー、縄跳びにチューブや公園の鉄棒など・・・。昔の人でも取り組めそうなものばかりですね。
例えば大きなタイヤを裏返したり、タイヤをハンマーで叩いたり、サンドバッグを投げ飛ばしたり。(笑)
もちろんジムでも練習しているのですが、外にある普通の公園で練習することもめちゃくちゃ多いみたいです。
すごく意外な感じがしますね。あんな大男が(しかもヘビー級の男が複数人)公園で練習してたら怖くて近づけないですし。(笑)
ヒョードルの負け癖がついた理由とは?
最強と呼ばれたヒョードルですが、2010年6月にストライクフォースで対戦したファブリシオ・ヴェウドゥムにまさかの1R1分9秒で一本負けしてしまいます。
これは世紀の番狂わせと呼ばれ、あぜんとしてしまった人も多いのではないでしょうか?
しかも、この次に行われた試合でアントニオ・シウバにめった打ちにされ、2R終了時にドクターストップにより敗北しました。あの10年間無敗のヒョードルが2連敗するなんて誰も想像していなかったと思います。
さらに悪夢は続きました。次戦のダン・ヘンダーソン戦でも1R4分12秒で右アッパーを食らい失神TKO負けになってしまいます。これで3連敗目です。
多分ヒョードルが3連敗するなんて地球上の誰も想像していなかったことでしょうね。最近でいえば2017年6月に行われたベラートルでのマット・ミリオン戦でも74秒で失神KO負けになりました。
ではなぜそんなことが起こってしまったのでしょう?
ボクシングの世界でも「一度KO負けすると倒れやすくなる」といった噂を聞いたことがありますが、まさにそれが原因なのでは?と僕は思っています。
特に精神面で「また負けてしまうのではないか」といった気持から相手の攻撃を必要以上に警戒してしまい、いつもの持ち味が出せずに消極的になってしまうということです。
ボクシングヘビー級王者のデオンテイ・ワイルダーなんかも、今では無敵の強さを誇っていますが、一度でも負けてしまうとずるずる連敗するかもしれませんね。
参考:ワイルダーがジョシュアをKO宣言!素人と喧嘩の噂とは?練習動画も
また、ヒョードルは体力面で考えても若い頃から比べるとスタミナや体のキレが落ちているように感じます。いずれにせよ、最強だった当時のヒョードルを知っているファンにとっては悲しいですね。
しかし、最強ではない現在のヒョードルも「諦めずに世界の強豪と戦う姿」はファンの目にしっかりと焼き付いて新たな感動を生み出していると思います。少しでも長くヒョードルの活躍を見させてもらいたいものですね。
ということで今回は60億分の1の男と呼ばれた最強ヒョードルについてまとめてみました。
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