現在の総合格闘技界で日本トップクラスの実力を誇る青木真也さんと、元プロレスラーで格闘技界のドンとも呼ばれる前田日明さんが、弟子を通じて激突しました。
AbemaTVの人気企画、格闘代理戦争2nd決勝戦の前座として組まれたこの試合は、一見ただのアマチュア同士の戦いではありません。
青木真也さんと前田日明さんが「めちゃくちゃ嫌い合ってる」ので、お互いのプライドがかかった文字通り「戦争」なんです。
そもそも生まれてきた時代も違うし、体重も違うので二人が仲悪いのは不自然な印象を受けますが、お互い「我が強い」ので見ていてワクワクしますね。
そこで今回は青木真也さんと前田日明さんの弟子対決や、腕折り事件&喧嘩炎上ツイートについてまとめてみました。
青木真也&前田日明の弟子対決!試合結果速報!
青木真也さんが推薦する選手はアマチュア修斗の全日本大会で優勝という実績を誇る
「椿飛鳥さん」。
対する前田日明が推薦する選手は総合格闘技イベント「アウトサイダー」で勝ちまくっている
「宗形建也さん」。
椿飛鳥さんは格闘代理戦争2ndのトーナメント出場決定戦で、桜井マッハさん推薦選手に敗れており、その雪辱を果たすために参戦を決めたのでしょう。
正直、アマチュアの大会で素晴らしい実績を残してはいるのですが、「メンタルが弱い」印象を受けます。
前回の試合でも最後は手を止めて休んでしまい、それが影響して敗北を喫しました。
まぁ僕がプロの試合ばかり観ているからかもしれませんが、打撃も寝技もこれといってすごいと感じるものは無かったです。
青木真也さん自身も椿飛鳥さんのことを「弱い」と認めており、今回の対戦においても「絶対勝つ」などの頼もしい発言はありませんでした。
一方、前田日明さんが推薦する宗形建也さんは、アウトサイダーでバチバチの勝負を乗り越えて来たそうで、見た目もめちゃくちゃイカツイです。
前田日明さんも戦前から「タラタラした試合はしない」と断言していましたので、勝っても負けても激しい試合を見せてくれると期待していました。
と、前置きが長くなりましたが、二人の試合結果をお伝えすると・・・。
椿飛鳥さんの判定勝ちです!
もっと宗形さんがガンガン打撃でプレッシャーをかけていくと思っていましたが、意外に距離をとって相手の出方をうかがっていました。
一方の椿さんはジャブがめちゃくちゃ良かったですね。
何度も何度も宗形さんの顔面をジャブではねあげ、顔面に意識を集中させてからローキックを効かせていました。
組み合いや寝技での攻防も椿さんのほうがやや有利だったので、結果としてジャッジが椿さんを指示したということでしょう。
宗形さんがアウトサイダー出身の選手ということで、ちょっと怖そうに思っていましたが、お互いクリーンな戦いでいい試合が観れたと満足しています。
参考:格闘代理戦争2ndの椿飛鳥!総合の強さは?青木真也と桜井マッハの因縁も
青木真也と前田日明が「腕折り」に物申す!
そもそも、なぜ青木真也さんと前田日明さんの仲が悪いのかというと、1つは「腕折り事件」が関係していると思われます。
実は過去に行われた大晦日の格闘イベント「Dynamite!!」で、青木真也さんが相手選手である廣田瑞人さんの腕を折ってしまったことがあるんです。
この行為に対し、前田日明さんは強く反発し、青木真也さんをこのように呼ぶようになりました。
「弱い者イジメの青木」・・と。
また、前田日明さんは
「勝ってる試合で、やる必要もないのに相手の腕を折ったりとか・・・あれはちょっとどうなのかなとは思うね。」
とも発言しているようです。
この発言に対し、青木真也さんも以下のように反論してます。
「前田さんはいまだに腕折りのことを言うけど、格闘技である以上しょうがない。」
確かに賛否両論ある事件だったとは思うのですが、僕の意見としてはこうです。
「青木真也さんが、正しい。」
格闘技のリングに上がっている以上、相手に情けをかける必要はないですし、正直「腕を折られる前にギブアップしなかった相手が悪い」と僕は思います。
相手は意識がありましたし、自分で敗北を認めずに続行した結果が腕折りという残酷な結果になったので、自業自得なんですよ。
実際、天才キックボクサーの那須川天心が総合ルールにチャレンジした際も、相手に腕を完全に取られて「一本負け確実」というところまでいきましたが、奇跡的に腕をはずして那須川天心が逆転勝利をおさめました。
格闘技は試合がストップするまで「絶対はない」ので、勝利が確定するまで一切緩めなかった青木真也さんは正しいと思います。
勝者を責めるのではなく、折られる前に試合をストップするようなレフェリーへの指導の方が必要かもしれませんね。
青木真也が前田日明に喧嘩炎上ツイート!
最後に、青木真也さんの得意技をお伝えしたいと思います。
「寝技」も得意ですが、今回はもう一つの得意技である「ツイート」です。(笑)
青木真也さんは、自分にごちゃごちゃ言う前田日明さんに対し、以下のようなツイートをしています。
めちゃくちゃ子供みたいですね。(笑)
ただ、あの地球で一番怖い前田日明さんにそんな挑発よくできるなぁと感心してしまいます。
僕が一番恐れていた(かつ、期待していた)ことは、青木真也さんの推薦選手が前田日明さんの推薦選手をKOした場合、青木真也さんが勝利をアピールするため、前田日明さんに挑発的なことをして・・・
「前田日明さんをブチギレさせないかなぁ」・・・と。
これが実現すればリアルに青木真也VS前田日明の乱闘騒ぎになるので、違った意味で伝説を残すことになるのかなと。(笑)
ただ、意外にも試合後は青木真也さんから握手を求め、前田さんは笑顔でそれに応じていました。
格闘技の試合中よりも、この瞬間が一番緊張したかもしれません。(笑)
参考:格闘代理戦争2ndのトーナメント優勝予想!選手の強さまとめ!勝敗のポイントも
まぁ青木真也さんにしろ、前田日明さんにしろ、結果的にお互いが相手を敬う気持ちがあり、格闘家として素晴らしい器を見せてくれました。
今後も強い弟子を育てて、格闘技界を盛り上げていってほしいと願っています。
というわけで今回は青木真也さんと前田日明さんの因縁対決についてまとめてみました。
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